結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟) The ”Freedom of Marriage for All” lawsuit

#ジェンダー・セクシュアリティ #Gender/Sexuality

現在の支援総額 Total amount of current support

6,071,082円 ¥ 6,071,082

121%

目標金額 Target amount

5,000,000円 ¥ 5,000,000

サポーター Supporter

841 人 841 supporters

支援する Support a Case

法律上の性別が同じ人どうしは、日本では結婚できません。
2019年2月14日、札幌、東京、名古屋、大阪の各地方裁判所で提訴、9月5日には福岡地裁でも提訴しました。
さらに、2021年3月26日、東京地裁で新たに提訴しました。
本ケースは、日本初の同性婚についての集団訴訟(「結婚の自由をすべての人に」訴訟)です。
法律上の性別にかかわらず結婚できることを目指しています。
A class-action lawsuit for the right to same sex marriage, the first of its kind in Japan.
We filed law suits in the district courts of Sapporo, Tokyo, Nagoya , Osaka and Fukuoka.

大阪・第5回口頭弁論(2020年11月20日)

Osaka 5th Oral Argument (Nov 20, 2020)

2020/11/20 16:01

「結婚の自由をすべての人に」大阪訴訟第5回期日報告

日時:2020年11月20日13時30分から13時40分

場所:大阪地方裁判所第202号法廷

内容:

  1. 原告側から、木村草太教授、駒村圭吾教授、二宮周平教授の意見書をもとにした法的主張(第5準備書面)と、同性カップルに関する社会の動向が書かれた書面(第6準備書面)等を提出しました。
  2. 宮本弁護士が意見陳述を行い、原告側が提出した書面の内容の概略が説明されました
  3. 国は、原告側から提出された書面に対して、次回の裁判までに反論の書面を提出すると答えました。
  4. 次回の裁判の日程調整をしました。
  5. 新型コロナウイルス感染対策として傍聴人数の制限がありましたが、久しぶりの公開法廷での審理ということもあり、たくさんの方に傍聴に来ていただきました。お手製のマリフォーマスクやチャリティTシャツを着て来てくださった方もおられて、とても励まされました。

提出された書面一覧

原告側 第4準備書面第5準備書面第6準備書面 証拠説明書4証拠説明書5

 第2準備書面第3準備書面 証拠説明書

次回期日

20212191330分(第6回口頭弁論) 大阪地方裁判所第202号法廷

原告側と国の双方から、相手の主張に対する反論の準備書面が出されます。

期日報告会

裁判終了後に、大阪弁護士会館で期日報告会を開催しました(司会は寺野弁護士)。

まず宮本弁護士から,法廷での意見陳述の概要が報告され、三輪弁護士からは2020年2月以降の「書面による準備手続」でどのような手続きが行われていたかについて説明されました。

次に,原告の皆さんから感想等が話されました。

川田さんからは、9か月ぶりの公開裁判で傍聴に来て下さった方と再会できたことの喜びが語られました。田中さんは、宮本弁護士の意見陳述に触れながら同性婚実現への思いを語られました。

坂田さんからは、テレサさんと京都市の同性パートナーシップ宣誓をしたことが報告され、参加者からお祝いの拍手が送られました。テレサさんは、「結婚の自由をすべての人に」札幌地裁訴訟について触れられ、来年3月に予定されている判決に注目していることが語られました。

会場からは,坂田さんテレサさんへのお祝いのメッセージや、同性婚に賛同する日本企業が可視化されていること等についてコメントをいただきました。

最後に、大畑弁護士から、今後の全国の裁判の展望等について報告があり、報告会は終了しました。

9か月ぶりの裁判を心待ちにして下さっていた方がたくさんおられたと改めて気付いて、弁護団一同、大きな励みになりました。

メディアの方も参加されていて、大きな関心を持たれていると実感しました。

しばらくの間はこれまでのような大人数での報告集会を実施することは難しいかもしれませんが、裁判はこれから尋問という山場に向かって進んでいきますので、引き続きのご支援をお願いします。

Coming soon

次回関西訴訟のお知らせ 11月20日

Kansai oral argument November 20th

2020/11/13 21:11

関西弁護団からのお知らせです。

第5回口頭弁論期日
2020年11月20日(金)13時30分スタート
大阪地方裁判所2階202号法廷

【注意】傍聴席が大幅に減らされています。なお、傍聴券の配布はなく先着順です。

報告集会 11月20日(金)14時頃~15時
大阪弁護士会館10階1001号室

  • 新型コロナ感染拡大防止のため、法廷の傍聴席が大幅に減らされています。傍聴席が満席で入れなかった方は、報告集会の会場をご案内しますのでそちらでお待ちください。裁判の後、原告と弁護団から裁判のご報告をします。
  • 法廷前での「密」の発生を避けるよう要請されていますので、恐縮ですが、距離をとって頂きますように、また、開廷・閉廷時は速やかな移動をお願いいたします。
  • 37℃以上の熱がある方、体調不良の方はご遠慮ください。また、マスク着用のご協力をお願いします。
     報告集会は傍聴に入れなかった方を優先し、傍聴に入れた方は座席に余裕がある場合に限り先着順でご参加いただきます。立ち見はできません。
  • 大勢の方が傍聴に来られた場合は傍聴にも報告集会にも入れない方が生じる可能性がありますが、ご了承ください。後ほど公式HPやTwitter等で裁判のご報告をいたします。
  • ご不便をおかけしますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためご理解ご協力をお願いいたします。
  • オンラインでの報告はありません。


coming soon

【重要:九州訴訟延期のお知らせ】

Notice of postponement of Kyushu

2020/11/4 19:21

九州弁護団からのお知らせです。

11月16日(月)に予定されていた裁判が延期になりました。

待っておられた方々、申し訳ございません。

新型コロナウイルス感染症の影響ではなく、熊本在住の原告の裁判を福岡地裁ですることについて結論がなかなか出ないため、裁判所が延期を決めたものです。

次回の日程は決まり次第お知らせします。


11月16日(月)は裁判はありませんが、裁判があったはずの時間に、原告さんとの交流ミーティングをオンラインで開催いたします(要申込)。

どなたも無料でご参加いただけます。

裁判傍聴を予定されていた方も、裁判傍聴の予定はなかったけどオンラインでなら参加できるという方も、ぜひご参加ください。

【原告さんとの交流ミーティング(オンライン)開催!(要申込)】

・日時:11月16日(月)13時半~14時半頃

・方法:ZOOM(オンライン) カメラはオンでもオフでも可。音声のみでも参加できます。

・参加方法

①申込みフォームより申込み https://forms.gle/JJYfsfCL9hWpd3bHA

②申し込まれた方に、前日までに、詳しい参加方法を書いたメールをお送りします。


【結婚の自由をすべての人に九州 ライブ配信します!】

また、当日夜21時~、YouTubeでライブ配信を行います。

・日時:11月16日(月)21時~

・「結婚の自由をすべての人に九州」チャンネル(YouTube)で配信します。

配信URL:https://youtu.be/HYCnybpZdP0

・原告さんのほか、弁護団員も出演し、結婚の自由をすべての人に訴訟の現状やこれからについて分かりやすく、楽しくお伝えします。

・後からも見られるようにする予定ですが、ライブ時間中は、ご質問等をチャットでお送りいただけます。ぜひライブでご覧ください。

Coming soon

札幌・第7回口頭弁論(2020年10月28日)

Sapporo 7th Oral Argument (Oct 28, 2020)

2020/10/28 18:40

「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟第7回期日報告

日時:2020年10月28日14時00分から14時30分

場所:札幌地方裁判所第805号法廷

裁判官:武部知子裁判長 松長一太裁判官 川野裕矢裁判官

内容:

1 原告らによる書面の陳述等について

⑴ 第10準備書面の陳述と要旨の説明

  原告らは、第10準備書面で、パートナーシップ制度を導入した地方自治体の数が増加していること、犯罪被害者に対する独自の支援制度を持つ札幌市や大阪市が同性カップルも支援の対象と認めたことなどの社会情勢から、国が同性間の婚姻について検討せず、同性カップルの不利益を放置していることは憲法に違反すると主張しました。

 ⑵ 第11準備書面の陳述と要旨の説明

   原告らは、第11準備書面において、これまでに提出した証拠に基づき、同性間の婚姻を認めていない現行の民法及び戸籍法が憲法に違反していることを主張しました。

 ⑶ 第12準備書面の陳述

   原告らは、第12準備書面において、原告らそれぞれに実際に生じている不利益や不都合を具体的に挙げ、原告らに損害が生じていることを主張しました。

 ⑷ 第13準備書面の陳述と要旨の説明

   原告らは、第13準備書面において、明治時代に民法が制定されてから、異性愛が人の性のあり方の原則であるとする異性愛規範が社会に根付いていたものの、1970年代にゲイやレズビアンが異性愛規範に抵抗の声を上げはじめたのを皮切りに、2010年代には地方自治体がパートナーシップ制度を導入するなど社会が変化しており、異性愛規範はもはや正当性を失っていることを主張しました。

 ⑸ 加藤弁護士による意見陳述

   「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟の弁論終結に当たって、弁護団の加藤弁護士が、弁護団を代表して、「今回の裁判は性的マイノリティの尊厳を取り戻すたたかいであり、裁判所は憲法の理念に立ち返ってひるむことなく堂々とした違憲判決を出すことを望む。」との意見を述べました。

2 被告第4準備書面の陳述

  被告国は、異性愛者であっても同性愛者であっても異性との婚姻をすることはできるのであって、同性間の婚姻ができないことは異性愛者にとっても同様だから、同性間の婚姻を認めていないことは性的指向に基づく差別ではないなどと主張しました。

3 原告提出証拠(甲A第311号証~402号証)の取調べ

4 署名の提出

  原告らは,同性間の婚姻を認めることにご賛同いただいている皆さんの署名を裁判所に提出しました。署名の数はなんと35,509筆。皆様の応援に多くの力をもらっています。本当にありがとうございます。

5 次回の裁判日程の確認

  2021年3月17日午前11時から、判決が言い渡されることになりました。


次回期日

2021年3月17日11時00分(判決言渡期日)

札幌地方裁判所の第805号法廷


期日報告会

口頭弁論が終結した後、期日報告会を実施しました。

日時:2020年10月28日15時00分~16時00分

場所: 札幌市教育文化会館講堂

内容:

1 口頭弁論期日の報告と解説

  綱森弁護士が、本日までの裁判の進行と、判決に向けた動きについて説明しました。

2 原告と加藤弁護士によるトークコーナー、質問コーナー

  原告のたかしさん、りょうすけさん、Eさん、加藤弁護士が、本日までの裁判の感想や判決に向けた想いを語りました。

  また、会場のみなさんにもたくさんのご質問をいただきました。原告のみなさんは、質問に答えるかたちで、判決に期待することや望むことなど多くの想いを語っていました。

3 渕上綾子北海道議会議員によるご挨拶

  渕上綾子北海道議会議員からご挨拶をいただきました。

  渕上議員は、「原告の皆さん、弁護団のみなさん、本当にお疲れ様です。最後まで応援しています!」などと述べました。

4 石川大我参議院議員によるご挨拶

  本日の裁判を傍聴していた参議院議員の石川大我氏にご挨拶いただきました。

石川議員は、「不平等な法律や制度を‘‘平等に‘‘適用しても不平等が解消されることはない。国会で同性間の婚姻が認められるよう、全力を尽くします。」などと述べました。

5 他地域の原告さんからの応援メッセージの上映

  九州、関西、東京で「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告をされている皆さんから,北海道訴訟の原告の皆さんや弁護団に応援メッセージをいただきました。熱いご声援、ありがとうございました!


「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟は、次回、いよいよ判決が言い渡されます。どのような判決が言い渡されるのか、多くの皆様にご注目いただきたいと思います。

そして、判決言渡し期日である3月17日は、是非とも法廷に足を運ばれ、応援をよろしくお願い申し上げます!

Coming soon

札幌・第7回口頭弁論(2020年10月28日)

Sapporo 7th Oral Argument (Oct 28, 2020)

2020/10/28 18:39

「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟第7回期日報告

日時:2020年10月28日14時00分から14時30分

場所:札幌地方裁判所第805号法廷

裁判官:武部知子裁判長 松長一太裁判官 川野裕矢裁判官

内容:

1 原告らによる書面の陳述等について

⑴ 第10準備書面の陳述と要旨の説明

  原告らは、第10準備書面で、パートナーシップ制度を導入した地方自治体の数が増加していること、犯罪被害者に対する独自の支援制度を持つ札幌市や大阪市が同性カップルも支援の対象と認めたことなどの社会情勢から、国が同性間の婚姻について検討せず、同性カップルの不利益を放置していることは憲法に違反すると主張しました。

 ⑵ 第11準備書面の陳述と要旨の説明

   原告らは、第11準備書面において、これまでに提出した証拠に基づき、同性間の婚姻を認めていない現行の民法及び戸籍法が憲法に違反していることを主張しました。

 ⑶ 第12準備書面の陳述

   原告らは、第12準備書面において、原告らそれぞれに実際に生じている不利益や不都合を具体的に挙げ、原告らに損害が生じていることを主張しました。

 ⑷ 第13準備書面の陳述と要旨の説明

   原告らは、第13準備書面において、明治時代に民法が制定されてから、異性愛が人の性のあり方の原則であるとする異性愛規範が社会に根付いていたものの、1970年代にゲイやレズビアンが異性愛規範に抵抗の声を上げはじめたのを皮切りに、2010年代には地方自治体がパートナーシップ制度を導入するなど社会が変化しており、異性愛規範はもはや正当性を失っていることを主張しました。

 ⑸ 加藤弁護士による意見陳述

   「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟の弁論終結に当たって、弁護団の加藤弁護士が、弁護団を代表して、「今回の裁判は性的マイノリティの尊厳を取り戻すたたかいであり、裁判所は憲法の理念に立ち返ってひるむことなく堂々とした違憲判決を出すことを望む。」との意見を述べました。

2 被告第4準備書面の陳述

  被告国は、異性愛者であっても同性愛者であっても異性との婚姻をすることはできるのであって、同性間の婚姻ができないことは異性愛者にとっても同様だから、同性間の婚姻を認めていないことは性的指向に基づく差別ではないなどと主張しました。

3 原告提出証拠(甲A第311号証~402号証)の取調べ

4 署名の提出

  原告らは,同性間の婚姻を認めることにご賛同いただいている皆さんの署名を裁判所に提出しました。署名の数はなんと35,509筆。皆様の応援に多くの力をもらっています。本当にありがとうございます。

5 次回の裁判日程の確認

  2021年3月17日午前11時から、判決が言い渡されることになりました。


次回期日

2021年3月17日11時00分(判決言渡期日)

札幌地方裁判所の第805号法廷


期日報告会

口頭弁論が終結した後、期日報告会を実施しました。

日時:2020年10月28日15時00分~16時00分

場所: 札幌市教育文化会館講堂

内容:

1 口頭弁論期日の報告と解説

  綱森弁護士が、本日までの裁判の進行と、判決に向けた動きについて説明しました。

2 原告と加藤弁護士によるトークコーナー、質問コーナー

  原告のたかしさん、りょうすけさん、Eさん、加藤弁護士が、本日までの裁判の感想や判決に向けた想いを語りました。

  また、会場のみなさんにもたくさんのご質問をいただきました。原告のみなさんは、質問に答えるかたちで、判決に期待することや望むことなど多くの想いを語っていました。

3 渕上綾子北海道議会議員によるご挨拶

  渕上綾子北海道議会議員からご挨拶をいただきました。

  渕上議員は、「原告の皆さん、弁護団のみなさん、本当にお疲れ様です。最後まで応援しています!」などと述べました。

4 石川大我参議院議員によるご挨拶

  本日の裁判を傍聴していた参議院議員の石川大我氏にご挨拶いただきました。

石川議員は、「不平等な法律や制度を‘‘平等に‘‘適用しても不平等が解消されることはない。国会で同性間の婚姻が認められるよう、全力を尽くします。」などと述べました。

5 他地域の原告さんからの応援メッセージの上映

  九州と関西で「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告をされている皆さんから,北海道訴訟の原告の皆さんや弁護団に応援メッセージをいただきました。熱いご声援、ありがとうございました!


「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟は、次回、いよいよ判決が言い渡されます。どのような判決が言い渡されるのか、多くの皆様にご注目いただきたいと思います。

そして、判決言渡し期日である3月17日は、是非とも法廷に足を運ばれ、応援をよろしくお願い申し上げます!

Coming soon

名古屋・第6回口頭弁論(2020年9月9日)

Nagoya 6th Oral Argument (Sep 9, 2020)

2020/9/9 14:26

愛知訴訟第6回期日報告

日時:2020年9月8日13時30分

場所:名古屋地方裁判所 第1号法廷

裁判官:吉田彩裁判長 植村一仁裁判官 藤本理裁判官

内容:

 被告から第3準備書面が提出されました。

 前回、担当裁判官(裁判長)が交替したことに伴い、原告の鷹見さんが改めて裁判に対する意見を陳述しました。

  • 進行の確認

 裁判長から、今回の被告準備書面に対する反論の予定を尋ねられたので、原告側は年内には反論を出すと回答しました。そこで、2020年12月25日までに、原告側が反論の書面を出すことになりました。

 また、原告側は、原告提出の専門家意見書に基づく主張書面と、これまでの社会情勢の変化に関する主張書面も、12月25日までに提出することになりました。

 原告提出証拠のうち、英文の証拠については、次回期日までに英訳文を提出することになりました。

 憲法24条1項に関する専門家意見書については、9月末を目処に、あと1通提出することとしました。

次回期日

2021年1月15日(金)午後1時30分(第7回口頭弁論) 

名古屋地方裁判所 第1号法廷

 1号法廷は、名古屋の裁判所で一番大きな法廷です。第6回口頭弁論期日でも、傍聴席が間引かれて、傍聴人同士が接近しないように配慮されていました。次回も、同様の措置がされる予定です。


期日報告会

期日後、同じ日の午後8時に、WEB報告会が開催されました。

まず、弁護団の堀江哲史弁護士から、裁判の概要、これまでの裁判の経緯、原告の主張の内容、被告の反論の内容などについて説明がありました。

また、弁護団の砂原薫弁護士から、今回の裁判の概要、今後の裁判の進行予定などについて説明がありました。

期日の傍聴をした中京大学の風間孝教授からも、期日の感想をいただきました。風間教授からは、教授が裁判のために作成した専門家意見書についても、コメントをいただきました。

その後、ゲストのライラ・グレイルさん(NRP代表)やsamanthaさん(NSM+メンバー)、あやのさん(同メンバー)、樹梨杏さん(同メンバー)から寄せられた質問についての質疑応答も行われました。結婚制度と養子縁組・パートナーシップ制度とは何が違うのか、同性婚が認められるようになったら戸籍や法律から「夫」「妻」という表現はなくなるのか、これから同性婚実現のために何ができるのか、などの質問をいただき、活発な意見交換が行われました。

報告会はYoutubeのアーカイブ動画となっていますので、ぜひご覧ください。(https://youtu.be/2LHbMGKs9PQ

また、次回以降も、期日報告会は開催いたしますので、今回参加できなかった方も、ぜひご参加ください。

Coming soon

関西、東京、次回日程が決まりました

Kansai, Tokyo, next schedule has been decided

2020/9/8 12:21

【訴訟情報・関西訴訟と東京訴訟の裁判日程が決まりました!!】
長らくお待たせしましたが、東京訴訟と関西訴訟の、公開法廷での裁判日程が決まりました!!
いずれも新型コロナ感染症対策のため、傍聴席の数が大幅に減らされており、大変恐縮ですが、来て頂いても必ず傍聴できるとは限りません。
傍聴席の情報が入り次第、随時お知らせいたしますので、ご確認頂きますようにお願いいたします。

【関西訴訟】

関西弁護団からのお知らせです。

11月20日(金)午後1時30分~ 大阪地方裁判所201号法廷
主に被告である国からの準備書面が提出される予定ですが、原告からも書面や学者の意見書を提出します。
法廷に入れなかった方のために別途会場を設ける予定です(弁護士会館)。
詳細は追ってお知らせします。


【東京訴訟】

東京弁護団からのお知らせです。

12月2日(水)午後2時30分~ @東京地方裁判所103法廷
原告から準備書面や学者の意見書を提出し、原告数名(2名~3名を予定)の意見陳述を行います。
期日後に報告集会を行う予定ですが(配信も予定しています)、詳細は追ってお知らせします。

Coming soon

札幌・第6回口頭弁論(2020年8月5日)

Sapporo 6th Oral Argument (Aug 5, 2020)

2020/8/6 12:36

「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟第6回期日報告

日時:2020年8月5日10時00分から14時45分

場所:札幌地方裁判所の第805号法廷

裁判官:武部知子裁判長 松長一太裁判官 川野裕矢裁判官

内容:

1 第9準備書面の陳述と要旨の説明

 原告らは、第9準備書面で、木村草太東京都立大学教授の意見書などを引用しながら、同性婚が憲法問題として意識的に論じられるようになった現代においては、同性婚を認めていない現行法は憲法に違反するとの学説が多数現れており、被告の主張するように同性婚は憲法によって保障されていないとする見解が通説であるとはいえないことを主張しました。

2 原告提出証拠(甲A第296号証~310号証)の取調べ(証拠説明書は、「訴訟資料」のタブを選択し、「証拠」をクリックするとみられます)

3 原告の家族1名の証人尋問

 原告の家族1名の証人尋問では、原告の家族が、原告カップルの関係やお互いの親族間の関係、家族としての本件裁判に対する想いなどを語りました。

4 原告5名の本人尋問

 原告5名の本人尋問では、それぞれの原告が、自らの性的指向を自覚してからの苦悩、同性のパートナーとの生活、国やこの裁判に対して望んでいることなどについて語りました。

5 次回の裁判日程の確認

次回期日

2020年10月28日14時00分(第7回口頭弁論) 札幌地方裁判所の第805号法廷


進行協議期日

 次回の裁判が行われる10月28日までに、原告らから提出を予定している意見書や主張書面の提出スケジュール、被告が提出を予定している主張書面の提出スケジュールなどが確認されました。


期日報告会

口頭弁論と進行協議期日が終わった後、期日報告会を実施しました!

日時:2020年8月5日16時00分~17時00分

場所: 札幌市教育文化会館講堂

内容:

1 口頭弁論期日の報告と解説

  綱森弁護士が、裁判の進行について説明をしました。

2 原告とその家族によるトークコーナー、質問コーナー

  原告のたかしさん、りょうすけさん、Eさん、Cさん、たかしさんのお姉さんに、尋問の感想について語ってもらいました。

  また、会場のみなさんにもたくさんのご質問をいただきました。原告のみなさんは、質問に答える形で、それぞれにとっての結婚の意義、裁判官に伝えたかった想いなどについて改めて語ってもらいました。

 裁判は最大の山場であった尋問を終え、いよいよ判決に向けて進行していきます。次回の裁判で、原告らは、これまでの主張や証拠、尋問の結果を整理し、同性婚を認めていない現行法は憲法違反であると改めて主張します。そして、次々回の裁判で、裁判所の判断である判決が出されることになります。

次回の裁判は、10月28日午後2時からです。

皆さんの興味や関心が原告の皆さんの力となり、最終的には裁判所や国も動かすこととなります。

北海道訴訟はクライマックス!最後まで皆様の応援を何とぞよろしくお願い申し上げます!!

 また、8月5日の夜、原告さんや弁護団が出演し、オンライン報告も行いました。

 アーカイブがご覧になれます。ぜひご覧ください。

Coming soon

福岡・第3回口頭弁論(2020年7月30日)

Fukuoka 3rd Oral Argument (Jul 30, 2020)

2020/7/31 11:36

「結婚の自由をすべての人に」九州訴訟第3回期日報告

日時:2020年7月30日(木) 15時30分から15時40分

場所:福岡地方裁判所の第101号法廷

裁判官:立川毅裁判官、石山仁朗裁判官、田中悠裁判官

内容:

本来5月25日に予定されていた第3回目の裁判ですが、新型コロナウィルスの影響により、本日に延期となりました。傍聴席は30席ということで、法廷の席全てに座ることができず、普段の約3分の1の席数でした。

今回も、暑い中でも傍聴のためにたくさんの方が足を運んでくださいました。感染拡大防止のため、傍聴席の数は本来の定員よりも減らされましたが、傍聴はギリギリ抽選にならず、参加していただいた方はみなさん傍聴席に入ることができました。

なお、本日は、3月に福岡地裁に訴状を提出した熊本のこうぞうさんの意見陳述(法廷でのスピーチ)が行われる予定でした。しかし、福岡の裁判所で福岡原告と一緒に裁判できるかどうかについての裁判所の判断が出なかったため、本日予定されていたこうぞうさんのスピーチは行われませんでした。

熊本原告こうぞうさん、ゆうたさんの裁判が今後どうなるかは、分かり次第お知らせします。

【本日の裁判の内容】

1.被告・第2準備書面の正式提出

2.原告・第3準備書面の正式提出

3.原告・第4準備書面の正式提出

4.原告提出証拠(甲110~甲A132)の取調べ 証拠説明書3

5.被告提出証拠(乙1~乙17)の取調べ 証拠説明書(1)

6.代理人による意見陳述

本日の裁判では、弁護団の徳原聖雨弁護士が意見陳述(スピーチ)を行いました。

徳原弁護士は、原告・第4準備書面をもとに、婚姻できる異性カップルの配偶者には、多くの法律上及び事実上の権利が認められているが、婚姻できない同性カップルにはそのような権利や利益がないと述べました。相続や税金、子育ての場面における不利益や、医療の場面で受け得る不利益など、具体的な例を挙げ、説得的に示しました。そして、同性カップルは婚姻できないことからこれらの権利や利益を得られず不平等であることを、法廷の端から端まで響き渡る力強い声で意見を述べました。

  • 次回期日までの進め方についての協議

裁判所から、弁護団に対し、原告からの主張は第3、第4準備書面(※)でいったん終わりかという質問がありました。

これに対し、弁護団は、①国の第2準備書面に反論する書面を提出予定であること、②今後も学者の意見を踏まえた主張を追加する予定であることを述べました。弁護団は、①は次回の裁判までに提出するが、②については、次回の裁判で提出時期の目途を伝えられる予定であると述べました。

裁判所から、国に、今後の主張の予定を質問したところ、国は、原告からの反論書面(上記①の書面)を待って、原告の第3準備書面、第4準備書面とあわせて反論を検討したいと述べました。

※「準備書面」とは、それぞれの主張を書いた書面のことです。

  • 次回の裁判の日程調整

弁護団は、国の第2準備書面に対する反論書面の提出には、約1か月半程度時間がほしいと伝えました。また、次回の裁判期日は、11月中旬以降を希望する旨述べました。

国は、次回の裁判期日までにどの程度の時間が必要かは、原告から提出された書面の内容にもよると述べつつ、可能な範囲で次回の裁判期日までに反論をすると述べました。

次回期日

2020年11月16日(月) 14時00分(第4回口頭弁論)

福岡地方裁判所の第101号法廷

※傍聴抽選券配布になる可能性があります。

情報は分かり次第、CALL4の進捗のページ(この報告を載せているこのページです)、「結婚の自由をすべての人に」訴訟・九州のtwitter(@KejisubeKyushu https://twitter.com/KejisubeKyushu等にてお知らせします。

期日報告会

裁判が終了したあと、記者会見が行われ、その後期日報告会を行いました。

これまでの裁判に来られた方や、今回はじめて来ていただいた方など、たくさんの方に参加していただきました。

本日は、原告のまさひろさん、こうすけさん、弁護団メンバーのほかに、3月に提訴した熊本のこうぞうさん、ゆうたさんも記者会見及び期日報告会に登壇しました。

報告会では、まず、まさひろさん、こうすけさん、こうぞうさん、ゆうたさんが挨拶を行いました。

まさひろさん「今日来られなかった人たちからもメッセージをもらった。訴訟自体が、(自分たちだけでなく)ほかの人たちにも望まれているものだと改めて思った」

こうすけさん「同性婚が法制化されてすぐに変わるわけではないけど、あるのとないのとでは違う。声を上げ続けなければいけないと思う」

こうぞうさん「声を上げ続け、味方を増やし、社会の『当たり前』を変えるしかないんだろうなと思っている。自分の生きている間にどうにかしたい」

ゆうたさん「諦めず、長くかかっても、より多くの人が幸せになれるはずなのになれていないというのは言い続け、多くの人がより幸せになる世の中になればいいと思っている」

また、傍聴に来てくださった方々、傍聴には来られなかったけれども応援して下さる方々への感謝の気持ちを述べました。

その後、質疑応答・応援メッセージコーナーを行いました。原告さんたちへの応援の言葉、はじめて裁判傍聴をされた方からのコメント、裁判の勝率に関する質問、先日名古屋地裁であった犯罪被害者給付金に関する質問がありました。

最後に、この裁判を応援するために設立された「けじすべ応援団・KOE」の代表から、団体の趣旨説明、団体への参加の呼びかけをしていただきました。

また、8月22日に福岡で、アメリカ・カリフォルニア州での同性婚裁判を追ったドキュメンタリー映画『ジェンダー・マリアージュ』の上映会の予定があることを教えてもらいました(この上映会のことはマリフォーのTwitterなどでも詳細がおってお知らせになる予定とのことです)。

※本日来られなかった方のために、オンラインでも報告会を行いました。裁判の流れ、本日の裁判の説明のほか、原告の皆さんからのコメントもありますので、ぜひご覧ください!

https://youtu.be/98Xhx4Jg4ls

字幕もついています。

本日は第3回目の裁判でしたが、裁判はまだまだ続きます。

裁判を傍聴することは、裁判所だけでなく、社会に問題の重要性を訴え、社会の関心を高めるための大事な手段のひとつです。

新型コロナウイルスに関し先の見通しがなかなか立てづらい事態とはなっていますが、次回以降も、傍聴席が満席になるほどのご参加をお待ちしております!

Coming soon

名古屋・第5回口頭弁論(2020年6月30日)

Nagoya 5th Oral Argument (June 30, 2020)

2020/7/10 17:47

愛知訴訟第5回期日報告

日時:2020年6月30日15時30分から15時55分

場所:名古屋地方裁判所 第1号法廷

裁判官:吉田彩裁判長 植村一仁裁判官 藤本理裁判官

内容:

1 裁判官交替、弁論の更新

担当裁判官(裁判長)が、桃崎剛裁判官から吉田彩裁判官に交替しました。これに伴い、これまでの口頭弁論の結果を陳述することが確認されました(弁論の更新という手続です)。

2 原告第3準備書面の提出

原告ら代理人の進藤一樹弁護士、砂原薫弁護士が、準備書面の要旨を陳述しました。

3 原告証拠説明書の提出、提出証拠(甲A162~212)の取調べ

ただし、英文の証拠については、訳文の提出を待って取り調べということになりました。

4 進行の確認

裁判長から被告に対して、今回の原告準備書面に対する反論の予定を尋ねたところ、被告は2か月をめどに反論を出すと回答しました。そこで、2020年8月31日までに、被告が反論の書面を出すことになりました。

また、原告側は、専門家意見書について、8月31日までに提出可能なものを提出することとしました。

次回期日

2020年9月8日午後1時30分(第6回口頭弁論) 名古屋地方裁判所 第1号法廷

裁判官の交替があったため、新しい裁判官は、原告らの意見陳述を聞いていません。そこで、次回期日では、改めて、原告の意見陳述の場を設けるよう申し入れています。

1号法廷は、名古屋の裁判所で一番大きな法廷です。第5回口頭弁論期日でも、傍聴席が間引かれて、傍聴人同士が接近しないように配慮されていました。次回も、同様の措置がされる予定です。

午後8時~9時15分まで、弁護士と原告によるオンライン報告会も開催


名古屋レインボープライド実行委員長のライラさん、アイドルグループ「NSM+」のメンバーも参加。ぜひご覧ください!

司会:松岡宗嗣(一般社団法人Fair/ 解説:風間孝NPO法人PLOUD LIFE

ゲスト:ライラ・グレイル(NRP代表)/ samantha・あやの・樹梨杏NSM+

配信URL https://youtu.be/2LHbMGKs9PQ

お問合せ:mfajnagoya@gmail.com 

期日報告会

期日後、同じ日の午後7時30分に、WEB報告会が開催されました。

まず弁護団の山田麻登弁護士から、裁判の概要、原告の主張の内容、期日でのやり取りなどを説明しました。

また、期日に出席をした原告の鷹見さんから、期日の感想、交替した裁判官の印象などが話されました。話の中で上がった裁判官の交替について、堀江哲史弁護士からの補足もありました。

次に、期日の傍聴をした中京大学の風間孝教授からも期日の感想が話されました。また、弁護団の主張のうち、婚姻が生殖と結びつくものではないことの論証や、府中青年の家事件控訴審判決の内容などについて、コメントをいただきました。

さらに、今回の報告会では、ゲストとして、札幌弁護団から須田布美子弁護士が参加してくださいました。札幌地裁の進行状況(※札幌は裁判の進行が早く、次回が尋問の期日です。)、札幌と名古屋の訴訟の状況の違いなどが語られました。

その後、視聴者から寄せられた質問についての質疑応答も行われました。裁判長が変わったことによる影響や、札幌の判決後にどのような流れになっていくのか、日本が同性婚を認めない理由はなぜなのか、などの質問をいただきました。

最後に、参加者が一人ずつコメントをしました。原告の鷹見さんは、原告としてできることをやっていきたいことを、原告の大野さんは、この動画をほかの方に伝えていただきたいことを語られました。

報告会はYoutubeのアーカイブ動画となっていますので、ぜひご覧ください。

また、次回以降も、期日報告会は開催いたしますので、今回参加できなかった方も、ぜひご参加ください。


Coming soon

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森あい

「結婚の自由をすべての人に」訴訟・弁護団員
当サイトの同訴訟についてのクラウドファンディング呼びかけ人

なお、現在、各弁護団が、書面の掲載、期日報告、お知らせの掲載を行っており、呼びかけ人が集約して掲載することは、2022年8月18日以降は行っていません。

「結婚の自由をすべての人に」訴訟・弁護団員(2024.3.26時点。五十音順)
■北海道弁護団 8名
【札幌弁護士会】上田文雄 加藤丈晴 須田布美子 高橋友佑 綱森史泰 林拓哉 皆川洋美 本橋優子

■東京弁護団 36名(うち1名は愛知弁護団にも所属)
【東京弁護士会】安藤光里 上杉崇子 榎本一久 金子美晴 熊澤美帆 樋田早紀 佐藤真依子 清水皓貴 寺原真希子 中川重徳 永田真衣子 永野靖 半田虎生 北條友里恵 増井俊輔 松田亘平 溝田紘子 山下敏雅 油原麻帆
【第一東京弁護士会】井上皓子 宇治野壮歩 小谷磨衣 西村夏奈
【第二東京弁護士会】加藤慶二 佐藤樹 沢崎敦一 鈴木創大 仲村渠桃 藤井啓輔 三浦徹也 向井香織 横山佳枝
【千葉県弁護士会】喜田康之 南川麻由子
【神奈川県弁護士会】大﨑茉耶
【愛知県弁護士会】水谷陽子

■愛知弁護団 7名
【愛知県弁護士会】石川幸平 進藤一樹 砂原薫 堀江哲史 水谷陽子 矢崎暁子 山田麻登

■関西弁護団 7名
【大阪弁護士会】大畑泰次郎 寺野朱美 宮本庸弘 三輪晃義 森本智子 山岸克巳
【香川県弁護士会】佐藤倫子

■九州弁護団 24名
【福岡県弁護士会】安孫子健輔 石井謙一 石田光史 井上敦史 岩橋愛佳 太田千遙 太田信人 緒方枝里 久保井摂 後藤富和 武寛兼 寺井研一郎 徳原聖雨 富永悠太 仲地彩子 塙愛恵 吉野大輔 渡邉陽
【熊本県弁護士会】藤井祥子 藤木美才 森あい
【山口県弁護士会】鈴木朋絵
【鹿児島県弁護士会】永里佐和子
【釧路弁護士会】郷田真樹

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