本人の意思を無視して日本国籍を一方的にはく奪する「国籍法11条1項は違憲」訴訟 The arbitrary deprivation of nationality in Japan violates Constitutional rights
国籍法11条1項により、外国籍を取得する際に日本国籍を失うことになっても良いかの意思確認もされずに、自動的に日本国籍をはく奪されてしまった人たちが世界中にたくさんいます。日本で育ち海外に渡った人や、日本国内で国際カップルから生まれた子どもたちなどです。現在、世界の約8割の国は複数国籍を認めています。国際化が進んだ社会で、自分の意思と無関係に国籍をはく奪されることはもう終わりにしたいと考えています。 Article 11(1) of the Nationality Act stipulates that “if a Japanese citizen acquires the nationality of a foreign country at their own choice, that Japanese citizen loses Japanese nationality.” While 76% of countries allow dual citizenship, Japan does not. Japanese nationality can be deprived arbitrarily. This law is particularly problematic for those who are born in Japan but later choose to live abroad and acquire a foreign citizenship, and those foreigners who live in Japan for a long time and have their babies born in Japan. This Japanese law imposes serious human right violation issues.
ケースに支援いただいた方たちのコメントです Comments from the people who supported the case
冗談はさておき、長い間のご努力、感謝します。
微力ながら応援させて頂きます。頑張って下さい。
コロナ禍の出産だったため、アメリカから日本大使館を通して息子の日本国籍を取得しました。
その際、国籍法11条1項により、夫は日本国籍を放棄することを要求されました。
やむなく剥奪された方々とは状況が違うかもしれませんが、夫や息子のためにも、日本が複数国籍を保有することを認めて欲しいと願っています。
夫の両親は日本に住んでおり、コロナのような状況で国籍による入国制限があった場合、この法律によって分断されるのは非常にやりきれない気持ちになります。
日本が、グローバル化を謳ってどれくらい経つでしょうか。伝統文化からポップカルチャーまで、日本の文化は世界でも高い支持を受けています。私も、自分の大好きな武道の良さを知ってもらいたいと90年代からずっと海外で指導をしています。日本で生まれ、日本人として育ったことに誇りを持って生きています。
グローバル化を進めている現在の日本において、明治に制定された法律により、国籍(アイデンティティ)がはく奪されるのは、納得がいきません。
代表して戦ってくださっている皆様に、感謝申し上げます。
ハーフの方々や日本にいる外国人の方々は二重国籍になれるのに、海外で暮らす日本人はなぜ二重国籍にはなれないのでしょうか?法律で決まっていると言われればそうかもしれませんが、ほとんどの国で認められている権利であるし、海外に住む日本人だけに認められていないのは、どういう根拠なのでしょうか?
生地主義の国もある中で、二重国籍を完全に防止することは事実上不可能ではないかと思います。
二重国籍を正式に認めて、現状把握に努めたほうがよいのではないでしょうか?
海外に住んでいても、私は日本人です。日本で生まれ、日本で育ち、日本語を話します。日本で暮らす日本人の方々には理解されずらいことも分かっておりますが、他国の市民権を取得したら、自動的にはく奪するというのは、グローバルな世の中で時代に合っていないと思いますし、個人にとって心理的に厳しいものです。
大変少額ですが、意思表示として支援させて頂きます。
ありがとうございます。
Y
1994年に家族4人で米国に企業の駐在員として赴任してきました。
2012年に帰国になりましたが、すでに子供たち2人はアメリカに残る決意をしたためその後の永住権の維持が難しく
市民権を取りました。
近藤弁護士の裁判を知り来年パスポートの更新を躊躇しております。
子供達も米国社会で懸命に生きて日本人であることを忘れず誇りを持って生きています。
彼らはコロナ禍でパスポートも切れました。
法律的には日本国籍は抹消しているから国籍離脱届を出してくれと領事館に冷たく電話で言われました。
世界の流れに逆行するようにどうして活躍する日本人の国籍を剥奪するのでしょうか?
本当に虚しい気持ちになります。
強い意志とは言えませんが、陰ながら私も近藤弁護士の裁判を支援したいと思います。
法律違反だ、犯罪だと目くじら立てて批判している人達は、原告達が犯罪者として裁かれていないことに何の疑問も抱かないのだろうか。ユリさんが多くの人を代表して声をあげていることが理解されていないことが腹立たしい。皆が勇気を持って立ち上がれば大きな山も崩せるだろうに、自分可愛さに隠れている人が多いから矢面に立って下さっているのだと思っています。
国籍剥奪されて漢字名は消し去られカタカナ名の元日本人に分類される。
色々な想い・愛をこめられ付けられた名前。国が勝手に奪い去る。こんな非道がまかり通る日本。
情けなく寂しい限り、戸籍って何なんでしょう。
皆さん頑張って下さい。応援しています。
日本国籍を自動的に喪失する説明を十分に理解せず、外国籍を取得しました。
自己責任と言われたらそれまでの話ですが、一国民にとって人生の分岐点になりうる程大切な選択の割には、国から十分な説明がなされていなかったと感じます。救済処置があってもいいかと思います。頑張ってください。
そんな中、たまたまYoutubeにランダムにあがってきた動画で近藤さんが声を上げていることを知り、今回何か少しでも支援できないとここに辿り着きました。その番組に出ているパックン以外の人たちの的はずれな質問や書かれている日本人たちからのコメントに正直吐き気がするほどで居ても立ってもいられなくなりました。応援しています。
ルーツが多様であることは誇れることであり、そのルーツとの法的なつながりを政府が奪う資格はないと思います。
既に多様化している日本社会の様子を、現在の国籍法はあまりにも反映していない。
心から応援しております。