CALL4の1周年記念イベント「公共訴訟を考える2days」開催
2020年9月9日、CALL4はサービス提供開始から1周年を迎えます。多くの支援者の方々に支えられ、1周年を迎えることを記念し、この度オンラインイベントを開催します!(※本イベントは終了しました)
オンラインイベントは9月10日(木)と、13日(日)の2Days!『公共訴訟を考える』をテーマに、両日ともに2部構成でお届け。今の日本の課題や、これからのわたしたちの社会をあり方を一緒に考えたり、多様なイシューや司法について気軽に学んでみませんか?
目次
◎Day1.社会はもっと良くなる!(9月10日)
【第1部:きく・かんがえる】YouTube公開トークライブ(20:00~21:10)
どなたでも気軽に参加いただけるオープンな形で、社会課題を司法を通して解決していく道についてディスカッションします。
ジャーナリストの安田菜津紀さん、伊藤詩織さん、ライターの望月優大さんをお迎えし、CALL4代表で弁護士の谷口太規と、これからの社会のありかたや、司法を通じたイシューの解決についてディスカッションします。
※チケット不要! CALL4のYouTubeチャンネルを事前にご登録ください
【第二部:はなす・まなぶ】Zoomセッション(21:15〜22:00)
CALL4が取り扱う公共訴訟の当事者(原告)や弁護団等が登壇し、直接みなさんと気軽に会話いただける場です!開催される6つのセッションをご紹介します。※登壇者は予定。敬称略
1 司法を通じた情報公開
ケース:秘密個人情報ファイル簿の情報公開訴訟
登壇者:三木由希子(原告・情報公開クリアリングハウス理事長)
文書改竄や隠蔽、議事録不作成など、国の情報公開の信頼性が問われる事態が続く今、私たちはどうすれば「知る権利」を守り、獲得していくことができるのでしょうか。情報公開クリアリングハウスの理事長であり、原告の三木さんをお迎えし、情報公開請求や司法を通じたアクションについてお話しします。
2 「みんなのもの」を考える
ケース:海は誰のもの?沖縄県への「開発認可取消」訴訟
登壇者:ブルデ恵(原告)
豊かな自然や風景は、誰のものでしょうか。近隣住民のもの?県のもの?国のもの?公共的な財産を、私たちはどうやって守っていけば良いのでしょうか。国定公園内のホテル開発認可取り消し訴訟を通じて、「みんなのもの」を考えます。
3 水害、治水、その責任
ケース:鬼怒川大水害訴訟
登壇者:片倉一美(原告)、小竹広子(弁護士)
ここ数年、毎年のように豪雨災害が日本各地を襲い、水害や治水は、私たち一人ひとりの暮らしに直結した、重要なトピックになりました。水害の被害の大きさを決めるのは、降水量や地形だけではありません。各地の水害訴訟を通じて、行政の治水対策のあり方を考えます。
4 安全で静かな東京の空を守る
ケース:羽田空港新ルート設定の取消訴訟
登壇者:須永和男・黒田英彰(原告)
この春から都心では、驚くほど低空飛行する航空機を目にすることが増えたのではないでしょうか。安全で静かだった生活圏に、ある日突然騒音と不安がもたらされました。地域住民の人権に関わる空港周辺の飛行ルート変更は、十分なコンセンサスなく変えて良いものなのでしょうか。原告のお二人をお迎えし、羽田空港新ルートの課題と、私たちにできるアクションについてお話しします。
5 入管や捜査機関による外国人差別
・カメルーン人男性死亡事件国賠訴訟 /登壇者:児玉晃一(弁護士)
・ネパール人取調べ中死亡国賠訴訟事件 /登壇者:川上資人(弁護士)
・クルド難民収容者暴行被害国賠訴訟 /登壇者:デニズ(原告)
日本の入管問題を知っていますか?母国の戦争や迫害から逃れて日本にやってきた多くの外国人が難民として認められず、入管施設に長期間収容され、暴力を受けるなど人権を無視した扱いを受けています。外国人差別と公権力の濫用をめぐる3つのケースから、マイノリティの人権を守り、誰もが生きやすい社会を作るために、私たちができるアクションを考えます。
6 移動の自由を考える
ケース:ジャーナリストに渡航の自由を!訴訟
登壇者:安田純平(原告)、韓 泰英(弁護士)
ジャーナリストの安田純平さんは、国からパスポートの発給を拒否され、海外に渡航できなくなりました。パスポートを持つことで得られる、国境を超えた移動の自由は、憲法で保証された基本的人権です。パスポート発給を求める訴訟を通して、国が出国させる人と、させない人を決めるという恐ろしさと、移動の自由について考えます。
気になるセッションはありましたか?
※第二部のセッションは事前予約制!同時進行のため予約は「おひとり1日1セッション」でチケット(無料 or 寄付つき1000円 /3000円)をご予約ください♪
◎Day2. わたしたちの多様性(9月13日)
【第1部:きく・かんがえる】YouTube公開トークライブ(20:00~21:10)
Day 2の公開トークライブでは、ジャーナリストの安田菜津紀さんをMCに、Youtuberのかずえちゃん、弁護士の亀石倫子さん、漫画家の渡辺ペコさん、CALL4代表で弁護士の谷口太規で、Day 1と少し違った視点で、公共訴訟についてディスカッションします。
様々なフィールドで活動をされている登壇者の皆さんと、多様性のある社会に向けて、司法を通じてできることは何か、を考えます!
※チケット不要! CALL4のYouTubeチャンネルを事前にご登録ください
第二部:はなす・まなぶ】Zoomセッション(21:15〜22:00)
Day2のZoomセッションは、公開トークライブのトピックとも関連のある、2つのセッションが開催されます。
※登壇者は予定。敬称略
1 同性パートナーと結婚をする自由
ケース:結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)
登壇者:こうすけ・まさひろ(原告)、森あい(弁護士)
日本では同性婚が認められていません。結婚ができないと、家族としての医療行為の同意や、財産の相続、遺族年金の受け取りなど、法律上認められないことがたくさんあります。「結婚をする、しないの自由」は、男女カップルだけに認められる権利のままで良いのでしょうか。同性婚訴訟の原告と弁護士をお迎えし、訴訟を通じて私たちができることを考えます。
2 セックスワークstudy
ケース:「セックスワークにも給付金を」訴訟
登壇者:亀石倫子(弁護士)、げいまきまき(支援団体・SWASH)、佐藤 真(支援団体・ナイト産業を守ろうの会)ほか
みなさんは、性風俗店が、新型コロナ対策の持続化給付金や家賃支援給付金の給付対象から除外されていることをご存知ですか。国は長いあいだ、性風俗事業者を多くの公的給付の対象から外してきました。その根底には、性風俗への誤解や偏見、特定の道徳観があるのではないでしょうか。コロナ禍が浮き彫りにした「職業差別」について、考えます。
Day2のセッションも事前予約制です!気になる方は下記リンクからチケット(無料 or 寄付つき1000円 /3000円)をご予約ください♪
※同時進行のため予約は「おひとり1日1セッション」です。