地域による報酬格差は違憲!裁判官の独立と良心を守る訴訟 Regional wage disparities are unconstitutional! Lawsuit to protect judges' independence and conscience
原告である竹内浩史裁判官は、名古屋から津に転勤したことで「地域手当」が減らされ、報酬が大幅に減額されました。憲法80条2項が、裁判官が良心に従い独立して裁判を行うことができるように裁判官の報酬の減額を禁止しているにもかかわらず、地域間格差が大きく実質的に裁判官の減給を可能にする「地域手当」が存在することは許されるのでしょうか。「地域手当」の違憲性を問い、裁判官の良心を守るための訴訟です。 Judge Takeuchi Hiroshi (Tsu District Court), who became a judge in 2003 after being a lawyer, had his “regional allowance” reduced when he was transferred from Osaka and Nagoya to Tsu, and his remuneration (monthly salary and bonus) was reduced despite Article 80, paragraph 2 of the Constitution (compensation… shall not be decreased during their terms of office.). This is an unprecedented lawsuit in which a judge is the plaintiff, questioning the nature of “regional allowances” for national and local government employees.
ケースに支援いただいた方たちのコメントです Comments from the people who supported the case
「形式論だけ述べて逃げ切ろう」という姿勢の国側の答弁書を見てがっかりしました。
地域手当にしろ、昇給差別にしろ、「あからさまな差別」に加担している(した)人達は、真摯に向き合って下さい。
これまでに煮湯を飲まされながらも、声を上げれなかった方達のためにも。
裁判所に裁判を受けに来る人達の期待を裏切らないためにも。
今月からCALL4のマンスリーサポーターになりましたが、この訴訟も支援を受けているということで応援しています。
私は自治体職員(地方公務員)として長年働きましたが、職場で声を上げた先輩・同僚の多くが、昇給・昇格差別を受けた現実を知っています(全員が差別を受ける訳ではないのが、当局のいやらしいやり方ですよね)。
私もその差別を受けた一人ですが、差別を受けたのは自分の能力の問題ではなく、組織や体制の問題、社会構造の問題なんだと認識できるようになるまでにずいぶん時間を要しました。それに気づくことができたのは、組合の仲間や働き続けてきた女性たちのおかげです。
竹内裁判官の始めた裁判を、一人でも多くの現役裁判官が「自分のこと」として受けとめ、賛同して共に声を上げ、次世代が差別を受けることのない仕組みに変わっていくことを願ってやみません。少額ですが寄付します。
同一価値労働同一賃金という世界常識にも反しますし、東京一極集中、地域過疎の一因にもなっているかもしれません。
現役裁判官が原告なんて、おもしろい!と言っては、支援動機として失礼かもしれませんが、勝訴勝ち取っていただきたいです。
裁判官になられていたんですね。
微力ながら応援します。
政府等がやりそうなことと想像できるとはいえ、このような戦いをされてきた方・せざるを得ない方がいることを知りました。
法曹人としての良心と心根を感じ心打たれました。
実質千円足らず、リターンが無くてぼろもうけで酷すぎる!と言い合った。総裁選が始まっているが、党員でもなく、党の国会議員でも無いので、市民、国民の声はほゞ届かない仕組み。税金の私物化、中抜きは許せない。派閥解消よりも裏金禁止、政治資金規正法が
大事。内輪だけで代表を選ぶのは時代遅れ。与野党共に代表は国民が直接選びたいという声が多い。
デジタル化で政策や政治資金の透明化を望む。海外は政権交代、世代交代、ジェンダーギャップ解消で女性、若手が活躍している。
裁判官の時代感覚、労働者目線を強く望んでいます。活動を応援しています。
こんなに極端で無意味な昇給差別、昇格差別をされたら、誰だって怒るでしょう。
どうせ公にはしないだろうから、我慢するか、泣き寝入りして適当な理由を付けて退職するだろうぐらいにしか思っていないのでしょうか。人権意識のかけらも感じられません。「裁判官」として恥ずかしくないのでしょうか。
裁判所自ら率先して「理由を告げずにこそこそと差別」をしている事実は、これまでも度々報道されていましたが、この件で、より一層、裁判所に失望しました。
裁判所は、「任地差別、昇給差別、昇格差別で嫌がらせする」体質を早急に解消するように、誠実に向き合って、信用される裁判所に変わって下さい。
竹内さんの行動によって少しでも希望の持てる司法になって欲しいと願っています。
(裁判官の報酬の仕組みも知りませんでした。)関係者の皆様のご活動への敬意と思いを重ね合わせ、些少ですが送らせていただきます。理解者・支援者がより拡がるといいですね、願っております。
地方で頑張る裁判官がモチベーションを保てないようでは、裁判官になりたい方の総数が減り、いい裁判官は集まらず、結果司法権の機能が果たせないのではないでしょうか。
とても意義のある裁判だと思います。
以下の銀行振込を反映させました。
2024年7月17日 5000円(ゆうちょ銀行)
もなか様
「地域手当」これほど問題が潜んでいるとは知りませんでした。裁判官の地域手当は、東京は基本給の20%増し。居住地でなく勤務地で決まる。なぜ%で算定されるのか?本当に物価が高いだろうか??手当のよい東京にいたい、家族と一緒にいたいと思えば、人事を気にしてしまうだろう。裁判で向き合うのは一般国民の方なのに・・・。国家公務員、地方公務員、民間とすべてに関わってくること。「地域手当」という制度は本当に合理性があるのかどうか。竹内さんだけの、裁判官だけの問題ではなく、多くの人に関わってくることを知りました。「240702 地域による報酬格差は違憲!裁判官の独立と良心を守る訴訟 提訴会見」ombudsmanjpでYouTubeで視聴できます。9:30頃から地域手当についての話。
(支援金額が少額ですみません。)
同じ仕事をしているのに
給料に大きな差をつけるのは許せません。
最高裁事務総局による理不尽な人事差別、報酬差別に苦しめられてきた(今も苦しめられている)裁判官とその家族のためにも、頑張ってください。
家賃は会社が補助して、その上限も全く違います。
地方で車が必要な地域で、かえって金がかかるのに、この格差は何かと以前から感じておりました。
官民問わず全ての働く人のために、この裁判を頑張ってください。
陰ながら応援しています。
竹内さんはご自身のことだけでなく、裁判所
ひいては法曹界の未来を考えておられる方と
敬服して本を読み終わったところでした。
今回の提訴も「裁判官の良心」を守るための
一環だと拝察します。
微力ですがお手伝いしたいと思いました。
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以下の銀行寄付を反映させました。
2024/9/9 3000円(ゆうちょ銀行)