結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟) The ”Freedom of Marriage for All” lawsuit

#ジェンダー・セクシュアリティ #Gender/Sexuality

現在の支援総額 Total amount of current support

6,250,712円 ¥ 6,250,712

125%

目標金額 Target amount

5,000,000円 ¥ 5,000,000

サポーター Supporter

857 人 857 supporters

支援する Support a Case

法律上の性別が同じ人どうしは、日本では結婚できません。
2019年2月14日、札幌、東京、名古屋、大阪の各地方裁判所で提訴、9月5日には福岡地裁でも提訴しました。
さらに、2021年3月26日、東京地裁で新たに提訴しました。
本ケースは、日本初の同性婚についての集団訴訟(「結婚の自由をすべての人に」訴訟)です。
法律上の性別にかかわらず結婚できることを目指しています。
A class-action lawsuit for the right to same sex marriage, the first of its kind in Japan.
We filed law suits in the district courts of Sapporo, Tokyo, Nagoya , Osaka and Fukuoka.

東京第2次訴訟 控訴審第1回口頭弁論期日(2024年9月26日)

Tokyo Second Case: First oral argument hearing in the appeal court (September 26, 2024)

2024/9/14 11:59

「結婚の自由をすべての人に」東京弁護団からのお知らせです。


「結婚の自由をすべての人に」東京第2次訴訟に関し、2024年3月14日、東京地方裁判所で判決が言い渡されました。現行の民法・戸籍法の諸規定が法律上同性のカップルの婚姻を認めず、婚姻による法的利益と同様の法的利益を享受したり、社会的に公証を受ける利益を法律上同性のカップルが享受したりするための制度も何ら設けてられていない状況は、法律上同性のカップルが自己の性自認及び性的指向に即した生活を送るという重要な人格的利益を剥奪するものにほかならず、憲法24条2項に違反する状態にあるとの内容でした。しかし、違憲と明確に断言しなかったなどの問題があったため、同訴訟の原告らは、裁判所の判断を不服として同月27日付で控訴をしていました。

この度、同訴訟の控訴審の第1回口頭弁論期日が行われますので、お知らせいたします。

詳細は下記をご覧ください。また、当日には期日報告会も実施いたしますので是非ご参加ください!

東京地裁前で入廷行動する原告と弁護団員


【第1回口頭弁論期日】

日 時:2024年9月26日(木) 午後3時から

場 所:東京高等裁判所101号大法廷

事件番号:令和6年(ネ)第1861号


控訴人の山縣さん、一橋さん、武田さんと代理人が意見陳述を行う予定です。どうぞご期待ください

※当日は、裁判の傍聴希望者を対象に裁判所が傍聴券の交付を行います。傍聴券交付の時間・場所等の詳細の情報は、後日、裁判所のウェブサイトにて開示される予定です。傍聴希望者が多い場合、抽選となる可能性もあります。

※傍聴応援ツアーも実施予定です。「はじめての傍聴で不安・・・」という方も、東京訴訟応援チームや弁護団のメンバーがサポートいたしますので、ぜひご参加ください!

 ■傍聴応援ツアー集合場所・時間

  集合場所:霞が関駅・A1出口(地上)

  集合時間:午後2時


【期日報告会】

当日午後4時30分頃から、会場・オンライン併用で期日報告会を行います。

裁判期日直後のご報告です。ぜひご参加&ご視聴ください!

日 時:2024年9月26日(木) 午後4時30時頃から

※裁判の進行により開始時間が遅れる場合があります。

会 場:虎ノ門ホール(東京都港区西新橋1-9-5)

オンライン配信:

■YouTubeマリフォーチャンネルでライブ配信(後からのアーカイブ視聴も可)

  https://www.youtube.com/live/YOsBT0JFtvc

※当日の通信や機材の都合でうまく配信ができない、視聴しづらいといった事象が発生する場合がございます。あらかじめご了承ください。

■「結婚の自由をすべての人に」東京訴訟の最新情報は随時X(旧twitter)の結婚の自由をすべての人に東京弁護団アカウントで発信しています。

■裁判資料、意見陳述の内容などは、公共訴訟支援サイトCALL4のケースサイトで公開しています。全国の「結婚の自由をすべての人に」訴訟の弁護団への寄付もこちらのサイトでお受けしております。

"Freedom of Marriage for All" Announcement from the Tokyo Bar Association.


The Tokyo District Court handed down a ruling on the "Freedom of Marriage for All" Tokyo Second Lawsuit on March 14, 2024. The ruling stated that the current provisions of the Civil Code and Family Registration Act do not legally recognize same-sex couples' marriages, and that there is no system in place for same-sex couples to enjoy the same legal benefits as marriage or the benefit of social notarization. This situation is nothing less than a violation of Article 24, Paragraph 2 of the Constitution, as it deprives same-sex couples of the important personal benefit of living a life in accordance with their own gender identity and sexual orientation. However, due to problems such as the court's failure to clearly declare the law unconstitutional, the plaintiffs in the lawsuit appealed the ruling on the 27th of the same month.

We are pleased to announce that the first oral argument hearing in the appeal trial of this lawsuit will be held.

Please see below for details. We will also be holding a deadline report session on the day, so please come and join us!

Plaintiffs and their lawyers marching in front of the Tokyo District Court


[First oral argument date]

Date and time: Thursday, September 26, 2024, from 3:00 p.m.

Venue: Tokyo High Court, Grand Courtroom No. 101

Case number: Reiwa 6 (Ne) No. 1861


 The appellants, Mr. Yamagata, Mr. Ichihashi, and Ms. Takeda, as well as their attorneys, are scheduled to make statements. Please look forward to it.

 *On the day of the trial, the court will issue spectator tickets to those who wish to observe the trial. Details on the time and place of issuing spectator tickets will be disclosed on the court's website at a later date. If there are many people wishing to observe the trial, a lottery may be held.

*We are also planning to organize a tour to support observers. If you are nervous about observing a trial for the first time, the Tokyo Litigation Support Team and members of the legal team will be happy to help you, so please come along!

■ Meeting place and time for the Observer Support Tour

Meeting place: Kasumigaseki Station, A1 exit (ground level)

Meeting time: 2pm


[Date Reporting Session]

A deadline report session will be held on the day of the event from around 4:30 pm, both in person and online.

This is a report straight after the court date. Please join us and tune in!

Date and time: Thursday, September 26, 2024, from around 4:30 p.m.

*The start time may be delayed depending on the progress of the trial.

Venue: Toranomon Hall (1-9-5 Nishi-Shinbashi, Minato-ku, Tokyo)

Online Streaming:

■Live streaming on the YouTube Malifaux channel (archived viewing available later)

https://www.youtube.com/live/YOsBT0JFtvc

*Please note that there may be cases where the broadcast is not completed properly or viewing is difficult due to communication or equipment issues on the day.

■The latest information on the Tokyo lawsuit ``Freedom of Marriage for All'' will be posted on the Tokyo Lawyers' Group account on X (formerly Twitter) for ``Freedom of Marriage for All .''

■Court documents and the contents of the opinion statements are available to the public on the case site of the public litigation support site CALL4 . Donations to the legal team of the "Freedom of Marriage for All" lawsuit nationwide are also accepted on this site.

【九州】控訴審、結審しました。福岡高裁の判決は12月13日になりました。

[Kyushu] The appeal trial has concluded. The Fukuoka High Court's ruling will be handed down on December 13th.

2024/9/3 11:55

「結婚の自由をすべての人に」九州訴訟 福岡高裁 第2回裁判報告

日時:2024年9月2日(月) 14時30分から15時15分

場所:福岡地方裁判所の第101号法廷

裁判官:岡田健裁判官、岸本寛成裁判官、武智舞子裁判官

内容:

・控訴人(原告ら)から準備書面(第1第2第3第4第5第5別紙)、第6第7第8第8別紙)、第9)、証拠を提出しました。

・被控訴人(被告・国)から第1準備書面、証拠の提出がありました。

・控訴人4名(こうすけさんこうぞうさん、ミコさん、ココさん)と、代理人の鈴木朋絵弁護士が意見陳述をしました。

意見陳述は、それぞれ緊張した面持ちであったものの、力強い声で現状が違憲であるという判決を書いてほしいと裁判所に訴えかけました。裁判官3名も、それぞれの顔を直視し、真剣に聞いていました。傍聴席にも頷く方もおり、鈴木弁護士は傍聴席から熱を感じたそうです。

・本日で控訴人、被控訴人それぞれの主張・立証が終了したことの確認があり、裁判は結審となりました。

次回期日:2024年12月13日(金) 11時00分~ 判決言渡し@福岡地方裁判所の第101号法廷

台風一過によりとても良い天気で本日の裁判が行われました。9月に入ったといえども、まだまだ暑い中、傍聴席がほぼ満席となるほどたくさんの方々に応援にお越しいただき、ありがとうございます。

裁判は本日で結審となり、次回はとうとう九州でも高裁判決の言渡しです。判決の日も、ぜひ引き続き応援傍聴くださいますようお願いいたします。

記者会見・お話し会

裁判終了後、福岡県弁護士会館にて記者会見及び応援傍聴に来て下さったみなさまとお話し会を開催しました。裁判から引き続いて多くの支援者及び報道関係者の皆様にご参加いただきました。



記者会見のようす 原告のゆうたさん、こうぞうさん、こうすけさん、まさひろさん、弁護団共同代表の二人と鈴木弁護士が並んでいる。

 

 記者会見冒頭では、石井弁護士から本日の裁判の進行及び控訴人、被控訴人提出書面の内容についての説明がありました。


その後、森弁護士からココさん・ミコさんからのメッセージが読み上げられました。

私達の声は日本政府に本当に届いているのだろうかと不安になります。大きな声も、小さな声も、日本中から届け続けていると言うのに。 古い慣習や価値観に囚われたまま、他者にそれを強いる社会では、生きにくさを感じる人が増え続けて行くでしょう。それは本当に残念なことです。 結婚できるようになっても、私達がマイノリティであることは変わりません。マイノリティである私達が、尊重されるべき存在として、安心して生きていくことができる社会は、誰にとっても生きやすい社会だと言えるのではないでしょうか。 この先、この裁判がどれだけ続き、どうなって行くのか分かりません。でも私達はあきらめません。日本で同性婚ができる日まで、大きな声も、小さな声も、届け続けていきます。

こうすけさんからは、自分たちはまだまだ若いけれど、それでも裁判を始めてから年月が経っており、どちらかに何かあったときのことをこの頃よく考えるようになっていること、養子縁組の選択肢について考えているが自分は婚姻ができる異性カップルと平等になりたいと思っているため今はそれを選択していないというお話がありました。

まさひろさんは、養子縁組の話題に関してこうすけさんとぶつかり喧嘩することも多くなっているけれども、結婚という方法でふたりで安心して過ごせるようになるといいなと思っていると想いを語ってくれました。

こうぞうさんは、福岡地裁の第一審判決で、婚姻ではない別制度への言及があり、それはおかしいということ、別制度で喜ぶのは誰か、少なくとも自分たちは別制度を望んでいないということを伝えたくて今回の意見陳述に臨んだと話されました。

ゆうたさんは、高裁判決があと3ヶ月で出るということに驚いたと話され、また、引き続き注目と応援をお願いしますと呼びかけました。

また、代理人として意見陳述をした鈴木朋絵弁護士からは、裁判官には、自分が住んでいる社会のことなんだと意識して判決を書く作業に入ってほしいという観点から意見陳述を考えたと話しました。

その後、森弁護士から他地域の訴訟の様子の解説がなされました。また、最高裁での弁論、判決に向けた寄付のお願いを呼び掛けました。

※会場で回したカンパ箱へもたくさんの寄付をいただきました。ありがとうございます!

最後に、こうすけさん・まさひろさんからは、改めて、国には、基本的人権が踏みにじられているということを認めてほしい、早期の法制度化を進める判決がほしいというメッセージをもらいました。

また、こうぞうさん・ゆうたさんは、ストレートに同性婚が法制化されていないという状態が違憲であるという判決を求めているとお話されました。

ここまでの様子は、後日、録画を結婚の自由をすべての人に九州YouTubeチャンネルで配信の予定です。配信しましたらまたお知らせします。

報道陣からの質疑応答が終了後、会場の皆様からご質問、熱い応援のメッセージなどをいただきました。

また、記者会見終了後は、4グループに分かれ、会場の皆様とお話し会を開催しました。短い時間ではありましたが、どのグループも活発に交流している様子がうかがえました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回は、判決の言渡しとなります。12月13日という、師走真っただ中ではありますが、多くの皆様の応援傍聴を心よりお待ちしております!


情報は分かり次第、CALL4の進捗のページ(この報告を載せているこのページです)、「結婚の自由をすべての人に」訴訟・九州のtwitter(@KejisubeKyushu https://twitter.com/KejisubeKyushuやこの訴訟の応援団「けじすべ応援団KOE」LINE公式アカウント(https://line.me/R/ti/p/%40167akvmf#等にてお知らせします。

九州訴訟の原告と弁護団が笑顔で写っている。 原告のココさんとミコさんもサングラス姿で写っている。

"Freedom to Marry for All" Kyushu Lawsuit Fukuoka High Court Second Trial Report

Date and time: Monday , September 2, 2024, 14:30-15: 15

Venue: Courtroom 101 of the Fukuoka District Court

Judges: Judge Takeshi Okada, Judge Hironari Kishimoto, and Judge Maiko Takechi

Contents:

- The appellants (plaintiffs) have submitted preparatory briefs ( No. 1 , No. 2 , No. 3 , No. 4 , No. 5 ( Attachment 5 ), No. 6 , No. 7 , No. 8 ( Attachment 8 ), No. 9 ) and evidence.

- The appellee (defendant/government) has submitted the first preparatory brief and evidence.

- The four appellants ( Kosuke , Kozo , Miko, and Coco) and their attorney, Tomoe Suzuki , made statements.

Although each of them looked nervous during their statements, they appealed to the court in a strong voice to write a ruling that the current situation is unconstitutional. The three judges looked each of them directly in the eyes and listened seriously. Some people in the gallery nodded in agreement, and Attorney Suzuki said he felt the heat from the gallery.

- Today it was confirmed that both the appellant and the appellee have completed their arguments and evidence, and the trial has concluded.

Next hearing date: Friday, December 13, 2024, 11:00 a.m. - Judgment @ Courtroom 101 of the Fukuoka District Court

Today's trial was held in excellent weather after the typhoon had passed. Even though it is September, it is still hot, but we would like to thank the many people who came to support the trial, with the courtroom seats almost full.

The trial concluded today, and the next hearing will see the Kyushu High Court verdict being handed down. We ask for your continued support and attendance on the day of the verdict.

Press conferences and talk sessions

After the trial, a press conference was held at the Fukuoka Prefectural Bar Association Building, and a talk session was held with all those who had come to observe and support the trial. Many supporters and media representatives also participated, continuing on from the trial.



The press conference: Standing side by side are the plaintiffs Yuta, Kozo, Kosuke and Masahiro, the two co-chairs of the legal team and lawyer Suzuki.

At the beginning of the press conference, Attorney Ishii gave an explanation of the progress of today's trial and the contents of the documents submitted by the appellant and the appellee.


Afterwards, Attorney Mori read out messages from Coco and Miko.

I worry about whether our voices are really being heard by the Japanese government. Even though we keep hearing voices, loud and small, from all over Japan. In a society that is trapped in old customs and values and forces them on others, more and more people will find it difficult to live. That is truly unfortunate. Even if we are able to get married, it will not change the fact that we are a minority. A society in which we, as minorities, can live in peace as beings that should be respected, can be said to be a society in which everyone can live comfortably. We do not know how long this trial will continue or what will happen. But we will not give up. Until the day when same-sex marriage is legal in Japan, we will continue to convey our voices, loud and small.

Kosuke explained that although they are still young, many years have passed since the start of the trial, and he has recently begun to think a lot about what would happen if something were to happen to either of them. He also explained that he is considering the option of adoption, but has not chosen it for now because he wants to be equal to heterosexual couples who are able to marry.

Masahiro said that although he and Kosuke often clash and argue over the topic of adoption, he hopes that getting married will allow the two of them to live in peace together.

Kozo said that in the first instance ruling of the Fukuoka District Court, there was a reference to a separate system other than marriage, which he felt was wrong, and that he wanted to convey who would be happy with a separate system, and that at the very least, he did not want a separate system, so he came to make his opinion statement.

Yuta said he was surprised that the high court ruling was due in just three months, and called for continued attention and support.

In addition, lawyer Tomoe Suzuki, who made a statement on behalf of the plaintiff, explained that she considered making her statement from the perspective that she wanted the judge to approach the task of writing the verdict with an awareness that it concerns the society in which he or she lives.

Afterwards, Attorney Mori explained the current status of lawsuits in other regions, and called for donations for the Supreme Court hearings and rulings.

*We also received many donations in the donation boxes we circulated at the venue. Thank you very much!

Finally, Kosuke and Masahiro sent a message that they want the government to once again acknowledge that basic human rights are being trampled upon, and that they hope for a ruling that will lead to the early establishment of a legal system.

Kozo and Yuta also said that they are seeking a ruling that the current situation in which same-sex marriage is not legalized is unconstitutional.

The proceedings so far will be recorded and posted on the Kyushu Freedom of Marriage for All YouTube channel at a later date. We will let you know when it is posted.

After the Q&A session with the press had concluded, the audience asked questions and sent messages of support.

After the press conference, we split into four groups and held a talk session with the audience. Although it was a short time, it was clear that each group was actively engaged in discussion. Thank you to everyone who participated.

The next hearing will be the verdict. It will be on December 13th, right in the middle of December, but we look forward to seeing many of you there to support us!


As soon as more information is available, it will be posted on the CALL4 progress page (this is the page on which this report is posted), on the Kyushu "Freedom to Marry for All" Lawsuit Twitter account (@KejisubeKyushu https://twitter.com/KejisubeKyushu ) , and on the official LINE account of the lawsuit's supporter group, "Kejisube Support Group KOE" ( https://line.me/R/ti/p/%40167akvmf# ).

The plaintiffs in the Kyushu lawsuit and their legal team are smiling in the photo. Plaintiffs Coco and Miko are also wearing sunglasses.

【九州】9月2日、結審?!福岡での応援は最後かも?!

[Kyushu] September 2nd, the conclusion?! This may be the last time to cheer in Fukuoka?!

2024/7/29 16:08

結婚の自由をすべての人に訴訟・九州弁護団からのお知らせです。


2024年9月2日(月)は、九州訴訟の控訴審第2回

この日で、控訴審の審理は終わりになり、次は判決になる可能性があります。

そうなると次は最高裁。

9月2日が、福岡で応援できる最後のチャンスかもしれません。

今回は、福岡の原告ココさん、ミコさん、こうすけさん、熊本の原告のこうぞうさん

さらに、弁護団の鈴木朋絵弁護士が、法廷でスピーチをします。

最後の応援になるかもしれないこの機会にぜひ福岡高裁にお越しください。

【傍聴ツアーやります!】

東京や愛知でも好評の傍聴ツアーを九州でも開催します。

傍聴が初めてで不安な方、弁護士の話を傍聴前に聞いておきたい方など、どなたでもご参加ください。

《傍聴ツアー参加方法》9月2日午後1時 地下鉄七隈線六本松駅の1番出口をあがったところ(地上)に集合

(サブウェイやシアトルズベストの近くの出口です。)

・申込み不要(無料)

・弁護団員が整理券配布場所へ案内する他、この日法廷で行われる予定のことをお話したりします。

・傍聴ツアー参加による、傍聴券の優先割当などはありません。

【ツアーに参加せず傍聴する方へ】

開廷は午後2時半ですが、傍聴整理券配布があります。

整理券配布で抽選になる場合に備え

午後1時40分には福岡高等裁判所(地方裁判所と同じ建物です。)に来る予定にしていただくことをオススメします。

傍聴整理券の配布時間は、午後1時30分~午後1時50分ですが、傍聴整理券の配布場所が、裁判所の裏でわかりづらいので、〆切ギリギリではなく、少し早めに来るのがオススメです。

裁判所への交通アクセス 地下鉄七隈線・六本松駅 徒歩3分》

法廷は、福岡地裁・高等裁判所101号法廷(大法廷)です。これまでと同じです。

■傍聴整理券のこと

もし傍聴整理券が配布されて、定員以上の方が整理券を受け取った場合には、抽選になります。配布時間後に来ても法廷には入れません。

傍聴整理券が配布されなかった場合や配布されても定員未満の場合は、先着順で入れます。

第1回は抽選にならず傍聴希望の方、全員が傍聴できました。

抽選になったかどうかは、当日わかり次第、九州訴訟弁護団のTwitter(X)でお知らせします。

(前回は裁判が始まる1時間半前から1時間前までの配布でしたが、今回は、裁判が始まる1時間前から40分前までの配布となっており、配布時間が遅くなっています。)

《裁判の後は、弁護士会館へ!》

裁判は1時間程度の予定ですが、裁判が終わり次第、

記者会見を兼ねた報告会を裁判所すぐそばの福岡県弁護士会館(福岡地裁すぐそば)の大ホール(2階)で開催します。

報告会では、裁判の内容を分かりやすく伝えます。

原告さんたちも登場します。

これまで傍聴したことがない、報告会に参加したことがないという方も、安心してご参加ください。

裁判を傍聴していない方、できなかった方の報告会のみの参加も大歓迎です。

報告会の後、メディアの方には退席いただき、原告さんも一緒に少人数でのお話会もします。こちらもぜひご参加ください。

午後5時20分までには終了の予定です。

《後日、報告会を配信》

記者会見を兼ねた報告会(お話会部分の配信はありません。)は、後日、結婚の自由をすべての人に九州 YouTubeチャンネルで配信します(配信日未定)。

当日来られなかった方は、配信をご覧ください。

■九州 YouTubeチャンネル

結婚の自由をすべての人に九州 YouTubeチャンネル》では、原告さんのメッセージ、裁判の傍聴の仕方、裁判のQ&Aなどを収録した動画を配信しています。

毎回、裁判の報告動画を作成していますので、

これまでのことが知りたい方は、

結婚の自由をすべての人に九州訴訟配信動画リスト をご覧ください。

(ほとんどの動画に日本語字幕が付いています)

また、裁判を見に行くのが初めてで心配な方は、実際に九州の裁判を見た方々の話が詰まった「しゃべろう同性婚 裁判傍聴編」をご覧ください。

■より九州訴訟を応援したい方は、応援団への登録も

より九州訴訟を応援したい方は、応援団へのLINE等で登録いただければ、お知らせをお送りいたします。

各種URLをまとめておりますので、こちらからアクセスください。

よろしくお願いいたします。


This is an announcement from the Kyushu Lawyers' Team, working on the Freedom to Marry for All lawsuit.


The second hearing of the appeal in the Kyushu lawsuit will be held on Monday, September 2, 2024.

This marks the end of the appeal hearing and the next step could be a verdict.

If that happens, the next step is the Supreme Court.

September 2nd may be your last chance to cheer them on in Fukuoka.

This time, the plaintiffs are Koko, Miko, and Kosuke from Fukuoka, and Kozo from Kumamoto.

In addition, lawyer Tomoe Suzuki from the defense team will give a speech in court.

Please come to the Fukuoka High Court to take advantage of this opportunity, which may be your final show of support.

[We will be holding a hearing tour!]

The hearing tours, which have been well received in Tokyo and Aichi, will also be held in Kyushu.

Anyone is welcome to participate, including those who are anxious about attending a trial for the first time, or those who would like to hear the lawyer's talk before attending a trial.

How to participate in the tour: September 2nd, 1pm Meet at the exit 1 of Ropponmatsu Station on the Nanakuma Subway Line (above ground).

(This is the exit near Subway and Seattle's Best.)

・No application required (free)

- A member of the defense team will guide you to the area where the tickets are being distributed and will also explain what is scheduled to happen in court that day.

- There will be no priority allocation of spectator tickets for those participating in the tour.

[For those who will be observing without joining the tour]

Court will open at 2:30 p.m. , but spectator passes will be distributed.

In case a lottery is held for the distribution of numbered tickets,

We recommend that you plan to arrive at the Fukuoka High Court (located in the same building as the District Court) at 1:40 pm .

The distribution of spectator passes will be between 1:30 and 1:50 pm , but since the distribution location is behind the courthouse and can be difficult to find, we recommend that you arrive a little earlier rather than right before the deadline.

Access to the court: 3 minutes on foot from Ropponmatsu Station on the Nanakuma Subway Line

The court will be Fukuoka District Court/High Court Courtroom No. 101 (Grand Court), the same as before.

■About numbered tickets for spectators

If the numbered tickets are distributed and more people than the capacity of the courtroom receive them, a lottery will be held. If you arrive after the distribution time, you will not be able to enter the courtroom.

If spectator tickets are not distributed or if they are distributed but the number of attendees is not sufficient, admission will be on a first-come, first-served basis.

For the first session, there was no lottery, and everyone who wanted to attend was able to do so.

The Kyushu Litigation Lawyers Group will announce on Twitter (X) on the day whether or not the lottery has been awarded as soon as it is known .

(Last time, the distribution was from 1.5 hours to 1 hour before the trial started, but this time, the distribution will be from 1 hour to 40 minutes before the trial starts, so the distribution time has been delayed.)

"After the trial, we'll go to the Bar Association Building!"

The trial is scheduled to last about an hour, but as soon as it is over,

The report session, which will also serve as a press conference, will be held in the large hall (2nd floor) of the Fukuoka Prefectural Bar Association Building (right next to the Fukuoka District Court), located next to the courthouse .

The report will provide an easy-to-understand explanation of the proceedings.

The plaintiffs will also be present.

Even if you have never observed a hearing or participated in a report session before, please feel free to join us.

Those who did not attend or were unable to attend the trial are also welcome to participate in the report session only.

After the presentation, the media will be asked to leave and there will be a small talk session with the plaintiffs . Please join us for this as well.

It is scheduled to finish by 5:20 pm.

<<A report session will be broadcast at a later date>>

The report session, which will also serve as a press conference (the talk portion will not be broadcast online), will be streamed at a later date on the Kyushu Freedom to Marry for All YouTube channel (date of broadcast has not yet been decided).

If you can't make it on the day, please watch the live broadcast.

■Kyushu YouTube Channel

The Kyushu Freedom of Marriage for All YouTube Channel distributes videos including messages from plaintiffs, how to observe trials, and Q&A sessions about trials.

We create video reports of each trial,

If you want to know what's happened so far,

Please see the list of videos streaming the Kyushu lawsuit ``Freedom to Marry for All .''

(Most videos have Japanese subtitles)

Also, if you are worried about going to a trial for the first time, please take a look at " Let's Talk About Same-Sex Marriage: Court Observation Edition ," which is filled with accounts from people who have actually attended trials in Kyushu.

■If you want to support the Kyushu lawsuit even more, please register as a supporter.

If you would like to support the Kyushu lawsuit even more, please register with the support group via LINE or other means and we will send you notifications.

We have put together various URLs, so please access them from here .

Thank you very much.


【愛知】控訴審第3回期日(名古屋高裁2024年6月27日) ご報告

[Aichi] Report on the 3rd hearing of the appeal trial (Nagoya High Court, June 27, 2024)

2024/7/19 14:47

日時:2024年6月27日11時00分

場所:名古屋地方裁判所 第1号法廷

裁判官:片田信宏裁判長 山本万起子裁判官 鈴木幸男裁判官

内容:

1.書面の提出

控訴人(原告)は、国際法の観点から反論を補充する主張書面と、同性カップルを婚姻制度から排除したまま別の制度をつくる場合に生じる問題点に関する主張書面を提出しました。

また、控訴人カップルが里子を育てている生活状況について、控訴人鷹見さんの陳述書を提出しました。


2.法廷での意見陳述

 控訴人鷹見さんご本人が、子育ての様子やそれを踏まえて感じていることについてスピーチ(意見陳述)を行いました。

○控訴人鷹見さん意見陳述(スライド1) ・2023年9月に里子を迎えた。控訴人大野さんと二人で子育てする三人生活に。 ・子ども中心に生活が変化した。リビングに子どものおもちゃ、家具に柵、やさしい味付けのごはん、寝室は布団をしきつめて川の字になる。  三人で買い物に行き、八百屋さんから「パパとママと一緒でいいね」と言われる。  小さい子どもを育てる生活なので、大変な瞬間もあるけど、「世の中の子育てしている人はこんなに大変なのか」という学びがある。  ・子育ての手続きのために関係性を説明する際、セクシュアリティが詮索される不安がある そのため、氏の変更許可を求める審判を申し立てて、今は鷹見さんと大野さんは同じ氏になっている。

○控訴人鷹見さん意見陳述(スライド2) ・氏の変更を許可した家庭裁判所の言葉 「その生活実態は、互いに円滑にコミュニケーションをとって協力しながら、子育てを中心として安定した生活を継続していると認められるものであって、婚姻し育児をしている異性同士の夫婦と実質的に変わらない生活実態にあると認められる」 「男女が相協力して生活を営む結合としての夫婦と同様であると認められる」「婚姻に準じる関係にあるということができる」 裁判所の言葉を受けて、「私たちの関係性を裁判官が理解してくれたんだ」「私たちが家族だと認めてもらえたんだ」と感動した。  ・それでも、法律婚が必要な状況は変わらない。同性カップルが制度から排除されている状況は変わらない。法律婚ができない状況で「ないよりはあった方がいい選択肢」を切り拓くことはもう十分やったので、あとは立法解決を求める。

スピーチ全文は、訴訟資料タブから、高裁>その他>「控訴人鷹見さん意見陳述要旨」でお読みいただけます。


また、弁護団の砂原薫弁護士と矢﨑暁子弁護士が、今回提出した書面のポイントをスピーチ(陳述)しました。

書面そのものは、訴訟資料タブから、高裁>主張>「第6準備書面」「第7準備書面」で、スピーチ内容は、高裁>その他>「代理人意見陳述要旨」でお読み頂けます。

第6準備書面は、国際人権法に基づく主張です。

○第6準備書面:国際人権法 ①国際機関から日本への勧告の進展  「同性カップルに法的保護を」という勧告から「同性カップルに婚姻制度の承認を」という勧告に進展している。  ②自由権規約の解釈の進展 2000年代の解釈「自由権規約26条に基づいて同性カップルにも事実婚と同等の保護が必要」 2010年代の解釈「自由権規約17条に基づいて、同性カップルにも家族を形成する権利があるし、そのための適切な法制度をつくるのが国の義務である」 近年の解釈「自由権規約2条、26条に基づいて、同性カップルを婚姻として保護するのが国の義務である」 これらの解釈を踏まえて、裁判所は憲法解釈・憲法判断をしなければならない。


第7準備書面は、同性カップルを婚姻制度から排除したまま別制度をつくるとなるとどのような制度がありうるか、パターンわけして問題点を具体的に明らかにしました。

○第7準備書面:「別制度」って???(スライド1) 学者意見書をもとに「現行の婚姻制度とは別の制度でもいいんじゃない?」という主張に反論した  ①「諸外国の登録パートナーシップ制度みたいな別制度でいいのでは?」という主張への反論 ・諸外国の登録パートナーシップ制度は、今より同性愛に偏見が強い時代背景で作られたものである。 ・制度を導入した国では、「これはむしろ差別的やないか」と認識され、婚姻と差を設けないように是正されている。 ・日本には戸籍制度で親族関係を一元的に管理するという特徴があるところ、戸籍とは別制度で関係性が登録されるのは、「二流市民」というスティグマを強化することにつながる。また、戸籍による登録とどのように連携させるのかという問題もあり、技術面からも不合理である。


○第7準備書面:「別制度」って???(スライド2) 「婚姻制度と同じ法的効果があるようにしたら平等では?」という主張に対する反論 アメリカで黒人差別の方便として用いられた「分離すれど平等」に外ならず、同性愛者等に対する深刻なスティグマとなる。


○第7準備書面:「別制度」って???(スライド3) 「生殖可能性の違いがあるから違う制度でもよいのではないか?」という主張に対する反論 ・生殖可能性を理由に法的保護に差をつくること自体が、日本国憲法の人権思想に合致しない。 ・他国と比較しても、生殖可能性の有無で利用できる制度を分けることに合理性がない。 ・明治民法での「家制度」は、生殖によって「家」を次世代に承継することを目的に設計されており、女性の無権利や、男性が妾を持つことが公然化されていたが、日本国憲法や新民法は、こうした家庭内の差別を払拭しようとしている。それなのに、婚姻と生殖を結びつけるのは、家制度からの名残であって、正当化できない。

 

○第7準備書面:「別制度」って???(スライド4) 「伝統的な家族」のあり方との関係は? ・「伝統的」と言われている家庭像は、女性を「夫の子を産み育てる役割」と位置付ける差別的なもので、日本国憲法が是正しようとするものである。 ・「家制度」がなくなった後も、社会には男女別の役割が残ったけれど、次第に克服されていったし、それは司法判断にも反映されている。 以前は、【就労】男性が主の労働力で、女性はそれを支える、【教育】女子のみ家庭科教育、という男女別役割だったのが、次のように変化していった。 【就労】女性の労働力率上昇、【教育】家庭科は男女とも必修、【司法】家族に関する制度に残っていた不平等をただす司法判断が続く(例:国籍法3条に関する判例、非嫡出子相続分差別に関する判例、再婚禁止規定に関する判例など)

3.次回期日

2024年11月5日(火)11時00分(第4回口頭弁論)

名古屋地方裁判所 第1号法廷

次回の弁論期日は2024年11月5日(火)11時です。

国から反論書面が提出される予定です。

控訴人からは、社会の変化を表す事実を整理して主張する予定です。

次回までに裁判所が「もう十分主張立証されて判決を書ける」と判断した場合、次回で結審する可能性もあります。

その場合、傍聴で応援できる最後のチャンスです。ぜひ法廷に応援に来てください。

○訴訟 今後の進行 愛知の進行 11月5日火曜日 11時から ・国から反論書面 ・こちらからは社会の変化を表す事実を整理して主張 ・裁判所が「もう十分主張立証されて判決を書ける」と判断した場合、次回で結審の可能性も(判決前に傍聴で応援できる最後のチャンスになるかも)  他地域の動き 東京1次(東京高裁) 10月30日10時から 2つ目の高裁判決が出る 東京2次(東京高裁) 9月26日15時から 高裁での審理がスタート 関西(大阪高裁) 公開の期日は未定 九州(福岡高裁) 9月2日 この期日で結審するかも 北海道(最高裁) 最高裁からの連絡待ち

傍聴は、抽選が実施される可能性もありますので、状況が分かり次第随時お知らせいたします。弁護団や裁判所からの最新情報をご確認ください。


4.傍聴ツアーのご報告

今回の期日でも、松本直也さん(Team.S@とよた)の主催で傍聴ツアーが開催されました。今回も初めて傍聴に来たという方がたくさん来てくださいました。

次回は結審の可能性があり、判決前に傍聴で応援できる最後のチャンスになるかもしれないので、ぜひ奮って傍聴ご参加ください。

傍聴席を満席にできるよう、多くの方に傍聴へお出かけいただけるのをお待ちしております!

○傍聴ツアーもあるよ~ 傍聴ツアー参加者の集合写真  支援者に企画をしていただいて今回が2回目の実施! 一人で裁判所に行くのはドキドキして不安・・・という方、お話しながら一緒に行きましょう~ きっと次回も実施します


期日報告会

期日と同じ日の午後7時から、樹梨杏さん(名古屋レインボープライド共同代表)の司会により、WEBでの期日報告会が開催されました。

まず、第1部では、弁護団の水谷陽子弁護士と矢﨑暁子弁護士から、控訴審第3回口頭弁論期日でのやり取りや主張書面の内容について報告がありました。また、松本直也さん(Team.S@とよた)から、今回2度目の開催になる傍聴ツアーについて、ご報告をいただきました。

次に、第2部では、ライラさん(名古屋レインボープライド共同代表)と後藤彩仁さん(同上)、マリフォーくまちゃんをお招きして、6月15日(土)に開催された名古屋レインボープライドについて、パレードの様子や、公益社団法人Marriage For All Japan(マリフォー)のブースの様子等を、たくさんの写真で振り返りました。

視聴者の方からも、今回の期日やこの裁判について、ご感想や応援のメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございました。

報告会は、Youtubeのアーカイブ動画となっていますので、ぜひご覧ください(https://www.youtube.com/watch?v=keAsdtJtc9Y )。

次回も、期日報告会をオンライン配信予定です。傍聴が難しい方も、ぜひご視聴ください。

Date and time: June 27, 2024 11:00

Venue: Nagoya District Court, Courtroom No. 1

Judges: Presiding Judge Nobuhiro Katada, Judge Makiko Yamamoto, Judge Yukio Suzuki

Contents:

1. Submission of written documents

The appellant (plaintiff) submitted a statement of argument supplementing its rebuttal from the perspective of international law, as well as a statement of argument regarding the problems that would arise if a separate marriage system were to be created while excluding same-sex couples from the marriage system.

The appellant Takami also submitted a statement regarding the living conditions of the appellant couple while they were raising the foster child.


2. Statement in court

The appellant, Takami, himself gave a speech (statement of opinion) about his child-rearing situation and his feelings based on that experience.

○ Appellant Takami's statement (Slide 1) ・We adopted a foster child in September 2023. We are now living with the appellant Ohno and the three of us, raising the child together. ・Our lives have changed to be centered around the child. We have a child's name in the living room. Toys, furniture, fences, lightly seasoned food, and a sleeping area with futons spread out like a river. The three of them go shopping together, and the greengrocer says, "It's nice to be with mom and dad." Since it is a life of raising children, there are difficult moments, but I learn that "people raising children in the world have such a hard time." - Worrying about being asked about my sexuality when explaining our relationship for the child-rearing procedure As a result, they filed a lawsuit seeking permission to change their surname, and now Takami and Ohno have the same surname.

○ Appellant Takami's statement (Slide 2) ・Statement of the family court that allowed the change of surname: "Their actual living situation is that they have been able to communicate smoothly with each other and cooperate with each other, leading a stable life centered around raising their children. "It is recognized that the couple is in a relationship where they live in a way that is essentially the same as that of a married couple of opposite sexes who are married and raising children." "The same as a married couple as a union in which a man and a woman cooperate with each other in living together." "It can be said that we are in a relationship equivalent to marriage." In response to the court's words, she said, "The judge understood our relationship," and "He recognized that we were a family." "But that doesn't change the situation where legal marriage is necessary. The situation where same-sex couples are excluded from the system doesn't change. In situations where legal marriage is not possible, "it's better to have it than not to have it." We have done enough to open up "good options," so what remains is to seek a legislative solution.

The full speech can be read under the Litigation Materials tab, High Court > Other > "Summary of Appellant Takami's Statement of Opinion."


In addition, defense team lawyers Kaoru Sunahara and Akiko Yazaki gave speeches outlining the key points of the documents they had submitted.

The documents themselves can be read under the Litigation Materials tab, under High Court > Arguments > "Preparatory Document No. 6" and "Preparatory Document No. 7", and the content of the speech can be read under High Court > Other > "Summary of Counsel's Opinion Statement".

The sixth preparatory document is an argument based on international human rights law.

○ 6th Preparatory Document: International Human Rights Law ① Progress in recommendations from international organizations to Japan The recommendation to "provide legal protection for same-sex couples" has progressed to the recommendation to "recognize the marriage system for same-sex couples." ② Progress in the interpretation of the ICCPR Interpretation in the 2000s: "Same-sex couples should be given the same protection as common-law marriages based on Article 26 of the ICCPR" Interpretation in the 2010s: "Based on Article 17 of the ICCPR, same-sex couples should be given the same protection as common-law marriages" "Same-sex couples have the right to form a family, and it is the government's duty to create an appropriate legal system for this purpose." It is the nation's duty to ``uphold the Constitution.'' Taking these interpretations into account, the courts must interpret the Constitution and make constitutional judgments.


The seventh preparatory document breaks down the types of systems that could be created if a separate system were to be created while excluding same-sex couples from the marriage institution, and specifically clarifies the problems that could arise from these types of systems.

○ Preparatory document No. 7: What is a "separate system"? (Slide 1) Based on the opinion of scholars, the paper refuted the argument that "wouldn't it be okay to have a separate system from the current marriage system?" A rebuttal to the argument that "why not have a separate system like the registered partnership system in other countries?" The registered partnership systems in other countries were created in an era when prejudice against homosexuality was stronger than it is today. In countries where this rule has been adopted, it is recognized as being discriminatory and has been corrected so that there is no difference between marriage and childbirth. However, registering relationships through a system separate from the family registry strengthens the stigma of being a "second-class citizen." There is also the issue of how to link this to family registry registration, and from a technical standpoint, is also unreasonable.


○ Preparatory document No. 7: What is a "separate system"? (Slide 2) A rebuttal to the argument that "wouldn't it be fair if it had the same legal effect as the marriage system?" It was used as an excuse for discriminating against black people in the United States. This is tantamount to "separate but equal" and would seriously stigmatize homosexuals and others.


○ Preparatory document No. 7: What is a "separate system"? (Slide 3) A rebuttal to the argument that "There are differences in reproductive potential, so why not have a different system?" The very act of creating a difference in protection does not conform to the human rights ideas of the Japanese Constitution. ・Compared to other countries, there is no rationality in dividing available systems based on whether or not one has reproductive potential. The "family system" in the 19th century was designed for the purpose of passing on the "family" to the next generation through reproduction, and women had no rights and it was open to the public that men had concubines. The new Civil Code and the current Constitutional Law aim to eliminate such discrimination within the family. However, the link between marriage and reproduction is a relic from the family system and cannot be justified.

○7th Preparatory Document: What is a "separate system"? (Slide 4) What is the relationship with the "traditional family"? - The image of a "traditional" family is one in which women are "the husband's This is a discriminatory position that positions women as having the role of giving birth and raising children, which the Constitution of Japan seeks to correct. Even after the "family system" was abolished, gender-specific roles remained in society, but This has gradually been overcome, and is reflected in judicial decisions. Previously, gender roles were defined as men being the main labor force and women supporting them, and women being educated in home economics only for girls. However, the following changes occurred: [Employment] Increase in female labor force participation rate, [Education] Home economics is now compulsory for both boys and girls, [Judicial system] Judicial decisions correcting inequalities that remained in the family system. (Examples include cases regarding Article 3 of the Nationality Act, cases regarding discrimination in inheritance rights for illegitimate children, cases regarding the prohibition of remarriage, etc.)

3. Next hearing date

Tuesday, November 5, 2024, 11:00 a.m. (4th oral argument)

Nagoya District Court, Courtroom No. 1

The next hearing date is Tuesday, November 5, 2024 at 11:00 a.m.

The state is expected to submit a written rebuttal.

The appellant plans to present facts that show changes in society.

If the court determines that the arguments have been sufficiently presented and that a judgment can be written by the next hearing, the trial may conclude at the next hearing.

In this case, this is your last chance to show your support in court, so please come and show your support.

○ Future progress of the lawsuit Progress in Aichi Prefecture: Tuesday, November 5th, from 11am ・Written rebuttal from the government ・We will organize and argue the facts that show the changes in society ・The court will say, "The arguments have been sufficiently presented and proven, and we can write the verdict." If the judge decides that the case is uncontested, the trial may be concluded at the next hearing (this may be the last chance to support the case by attending the hearing before the ruling). The verdict will be announced. Tokyo 2nd round (Tokyo High Court) - The trial will start at 3pm on September 26th at the high court. Kansai (Osaka High Court) - The date for the public hearing has not yet been decided. Kyushu (Fukuoka High Court) - September 2nd - The trial may conclude on this date. Hokkaido ( Supreme Court) Waiting for response from the Supreme Court

There is a possibility that a lottery will be held for seats to be observed, so we will keep you updated as soon as the situation becomes clear. Please check the latest information from the defense team and the court.


4. Report on the Observation Tour

For this hearing, a tour was held, organized by Naoya Matsumoto (Team.S@Toyoda). Once again, many people came to observe a hearing for the first time.

The next hearing may be the last chance to conclude the trial, and it may be your last chance to support the case by attending before the verdict is reached, so please do come and observe.

We hope that many of you will come and watch the hearing so that we can fill the gallery to capacity!

○There are also tours to observe the trial. Group photo of the participants in the tour. This is the second time the tour has been held, planned by our supporters! If you are nervous or worried about going to court alone, you can join the tour and talk with the participants. Let's go ~ I'll definitely do it again next time


Deadline report meeting

On the same day as the deadline, an online deadline report session was held from 7pm, moderated by Jyuri An (co-representative of Nagoya Rainbow Pride).

First, in the first part, Yoko Mizutani and Akiko Yazaki, lawyers from the defense team, reported on the exchanges at the third oral argument date of the appeal trial and the contents of the written arguments. Naoya Matsumoto (Team. S@Toyoda) reported to us about the hearing tour, which will be held for the second time.

In the second part, we invited Lyra (co-representative of Nagoya Rainbow Pride), Ayane Goto (co-representative of Nagoya Rainbow Pride), and Marifor Kuma-chan to talk about the Nagoya Rainbow Pride that was held on Saturday, June 15th. We looked back on the parade and the booth of the public interest incorporated association Marriage For All Japan (Marifor) through many photos.

We have received many messages of support and thoughts from viewers about this hearing and this trial. Thank you very much.

The report session is available as an archived video on YouTube, so please take a look ( https://www.youtube.com/watch?v=keAsdtJtc9Y ).

The next meeting will also be streamed online. Please feel free to watch it even if you are unable to attend.

【愛知】控訴審第3回期日(名古屋高裁2024年6月27日) ご案内

[Aichi] Notice regarding the third hearing of the appeal trial (Nagoya High Court, June 27, 2024)

2024/6/3 13:12

「結婚の自由をすべての人に」愛知訴訟から、控訴審第3回期日と傍聴ツアー、期日報告会のお知らせです。


「結婚の自由をすべての人に」愛知訴訟は、現在控訴審で審理中です。

地裁判決は、2023年5月30日、憲法24条2項及び憲法14条違反を明言するものでした。

判断の前進を求める控訴審の審理も、いよいよ大詰めを迎えております。

引き続き、たくさんの方の傍聴、ご声援、どうぞよろしくお願いいたします。

                  「次は6月、プライドマンスだよ~」というタイトルが書かれた、スケジュール案内の画像  案内内容① 名古屋レインボープライドで応援 6月15日(土) オアシス21 銀河の広場  公益社団法人MARRIAGE FOR ALL JAPANのブースにけじすべ訴訟メンバーも参加します  一緒に楽しみましょう  イベントの詳細はNRPのHPやSNSをご確認ください  案内内容② けじすべ訴訟を傍聴で応援 6月27日(木)11時 名古屋高等裁判所1階1号法廷(第1審の期日と同じ建物・同じ法廷です)  ※早めに行って整理券を受け取る必要が生じる可能性もあります。 状況が分かり次第お知らせします。  イメージカラーの赤色の旗をもったあひるが参加者を案内するように旗を掲げて歩いているイラスト

【第3回口頭弁論期日】

日時/2024年6月27日(木)11時~11時半頃

場所/名古屋高等裁判所1階1号法廷(名古屋地方裁判所と同じ建物です)

内容/控訴人による意見陳述、弁護団による提出書面の内容の説明があります

※傍聴は先着順となります。


【傍聴ツアー】

前回大好評だった傍聴ツアーを今回も開催します! ぜひ奮ってご参加ください。

10:00  地下鉄鶴舞線・桜通線「丸の内」駅1番出口地上に集合

       第3回口頭弁論期日のポイントについて弁護団からお話します

10:20  裁判所へ移動

11:00  裁判傍聴

12:00頃 裁判終了後解散予定


【期日報告会】

Youtubeマリフォーチャンネルにてオンライン配信いたします。

第3回口頭弁論期日だけでなく、控訴人の氏の変更許可審判や名古屋レインボープライドについても合わせてご報告する予定です。

日時/2024年6月27日(木)19時~20時頃

URL/https://www.youtube.com/live/keAsdtJtc9Y?si=pYNJf0kYTUT9Xyol

登壇予定/愛知弁護団 ほか


【最新の訴訟情報】

X(旧Twitter)で随時発信しております。ぜひご覧ください。

https://x.com/mfajaichibengo


【訴訟資料】

公開可能な訴訟資料は、Call4(https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000031)に掲載しております。

※控訴審第3回期日で提出予定の準備書面は、期日後にアップロード予定です。

Regarding the Aichi lawsuit "Freedom to Marry for All," we are pleased to announce the third hearing of the appeal court, a tour of the hearing, and a hearing report session.


The "Freedom to Marry for All" Aichi lawsuit is currently being heard in appeal.

The district court ruling was handed down on May 30, 2023, clearly stating that the law violated Article 24, Paragraph 2 and Article 14 of the Constitution.

The appeal hearing seeking progress on the decision is nearing its climax.

We would like to thank everyone who continues to attend and support us.

An image of the schedule with the title "Next up is June, Pride Month!" Information 1: Support with Nagoya Rainbow Pride Saturday, June 15th Oasis 21 Galaxy Square Members of the Kejisube lawsuit will also participate at the booth of the Public Interest Incorporated Association MARRIAGE FOR ALL JAPAN - come and have fun together For details of the event, please check the NRP website or social media. Information 2: Support the Kejisube lawsuit by attending the hearing Thursday, June 27th, 11am Courtroom 1 on the 1st floor of Nagoya High Court (same building and courtroom as the first hearing) *It may be necessary to arrive early to receive a numbered ticket. We will let you know as soon as the situation is known. An illustration of a duck holding a red flag, the image color, walking with the flag aloft to guide participants

[Third oral argument date]

Date and time: Thursday, June 27, 2024, 11:00-11:30

Location: Nagoya High Court, 1st floor, Courtroom 1 (same building as Nagoya District Court)

Contents: The appellant will make a statement and the defense team will explain the contents of the documents submitted.

*Admission to the hearing will be on a first-come, first-served basis.


[Observation tour]

The hearing tour, which was very popular last time, will be held again this time! Please come and join us!

10:00 Meet at the ground level at Exit 1 of Marunouchi Station on the Tsurumai and Sakura-dori subway lines

The defense team will talk about key points of the third oral argument date.

10:20 Move to the court

11:00 Court Observation

The trial will be dismissed around 12:00.


[Date Reporting Session]

It will be streamed online on the Youtube Marifor channel.

We plan to report not only on the date of the third oral argument, but also on the trial for permission to change the appellant's surname and Nagoya Rainbow Pride.

Date and time: Thursday, June 27, 2024, 7pm to 8pm

URL: https://www.youtube.com/live/keAsdtJtc9Y?si=pYNJf0kYTUT9Xyol

Scheduled to appear: Aichi Bar Association and others


[Latest litigation information]

We will be posting updates on X (formerly Twitter) from time to time. Please take a look.

https://x.com/mfajaichibengo


[Litigation documents]

Litigation documents that are available for public viewing are posted on Call4 ( https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000031 ).

*The preparatory documents scheduled to be submitted at the third hearing of the appeal court will be uploaded after the hearing.

【愛知】関連裁判(氏の変更許可審判)のご報告

[Aichi] Report on related court case (trial for permission to change surname)

2024/5/18 12:38

1.法的保障の実現に向け一歩前進!

「結婚の自由をすべての人に訴訟」愛知訴訟では、愛知県内在住の大野利政さん、鷹見彰一さん(いずれも、訴訟活動上の仮名)カップルが原告(控訴人)として名古屋高等裁判所でたたかっています。


 この度、鷹見さんが、名古屋家庭裁判所に申立てをして、戸籍上の氏を大野さんの戸籍上の氏と同一のものに変更する許可を得ました。

 この訴訟とは別個の裁判手続きですが、法律上同性カップルの法的保障を実現していくうえで社会的な意義をもつ審判を得ることができましたので、関連する裁判としてご報告致します。

(以下、便宜上、訴訟上の仮名のまま説明します。)


2.氏の変更許可審判の概要

(1)手続きの経過


              氏の変更を希望した背景事情  鷹見さん大野さんの生活状況と、二人に生じている支障を整理した図  鷹見さんと大野さんの生活実態: ふうふとしてともに里子を育て生活  鷹見さんの生活: 日常生活では「大野」で生活、公的書類は「鷹見」の記載  鷹見さんと里子の関係: 鷹見さんのみが里親、関係を示す書類上は「鷹見」として記載  大野さんと里子の関係: 法律上のふうふではないため、手続き上は「里親の同居人」  周囲の人からの質問例: 「普段の姓と公的書類やクレジットカードの姓が違うのはどうして?」 「姓が違う男性の二人暮らし?どういう関係?」  周囲との関係で生じる支障: ・性的指向を詮索されるリスク ・意に沿わない状況で、同性カップルだと打ち明けせざるをえないリスク ・リスクを避けるため、周囲に鷹見さんとの 同居を知られないよう常に注意を払う負担


 鷹見さんは、昔から「結婚して夫の姓に変わること」に憧れを持っており、大野さんとの生活を始めてから大野の氏を使用して生活してきました。

 他方、大野さんは、普段から性的指向をクローズにして生活しているので、鷹見さんと姓が違うことで「どうして親族関係にない男性どうして一緒に暮らしているのか」と詮索をされることに不安を感じ、鷹見さんと暮らしていることを知人らに知られないよう注意を払いながら生活してきました。

 そういう二人にとっては、鷹見さんが大野さんの氏になれれば、より幸せで安全な生活を送れます。

 2023年9月に里子を迎え、関係を他人に説明する場面が増えたため、鷹見さんの氏の変更に挑むことにしました。


              氏の変更の手続きの経過をまとめた図  ・経過 2023年11月 氏の変更許可を求めて家事審判申立て 2024年2月 裁判官による審尋、調査官による調査を実施 2024年3月 「やむを得ない事由」を認め氏の変更を許可する審判 2024年4月 家庭裁判所の許可に関する書類を持参して手続き  ・戸籍法が定める氏の変更に必要な要素 「やむを得ない事由」があること、家庭裁判所の許可、役所への届出 (戸籍法107条1項)


家庭裁判所は、氏の変更について戸籍法107条の定める「やむを得ない事由」があるかどうかを審理します。

やむを得ないと判断されれば、許可を受けられます。

2023年11月に申立て、裁判所や調査官の聞き取りを経て、2024年3月に許可を得ました。


(2)裁判所の判断ポイント

名古屋家庭裁判所は、鷹見さん大野さんお二人の生活実態と、法律上同性のカップルの法的保護に関する社会情勢を踏まえ、氏の変更に「やむをえない事由」があると判断しました。


              裁判所の判断ポイント①二人の具体的な生活実態  ・二人の関係について 「互いに円滑にコミュニケーションをとって協力しながら、 子育てを中心として安定した生活を継続している」 「婚姻し育児をしている異性同士の夫婦と実質的に変わらない生活実態」 「男女が相協力して生活を営む結合としての夫婦と同様」 「婚姻に準じる関係にある」 まとめると、二人の生活実態について丁寧に調査をした上で、男女の夫婦と変わらない家族であると評価した。  ・二人の困りごとについて 「合理的かつ具体的な社会生活上の支障が生じている」と、鷹見さん、大野さんそれぞれに既に現実に支障が生じていると認定。 事情の説明のため、意に沿わない状況で性的指向を打ち明けざるをえない場面があることの不利益などを評価。


              裁判所の判断ポイント②同性カップルの法的保護  ・同性カップルの法的保護について  ・「婚姻の本質の1つの側面は、親密な関係に基づき永続性を持った生活共同体を構成することにあると解されるところ、この点は、異性カップルと同性カップルとで変わりはない」 ・「諸外国で同性婚その他の同性カップルの公証制度を導入する国が現れている」 ・「我が国においても、同性カップルに一定の法的保護を与える自治体が現れ、国民意識も同性カップルを肯定的に捉える方向に変化しつつある」 この社会情勢を踏まえて  「婚姻に準じる関係にある同性カップルについて、現行法の許す限り、一定程度、異性カップルに対するのと同質の法的保護を与えることは社会通念上も許容されるというべき」


鷹見さん大野さんお二人の生活実態が異性夫婦と変わらないこと、そして、法律上同性のカップルに異性夫婦と同質の法的保護を一定程度与えることが社会通念上許容されることを指摘し、氏の変更を許可しました。


3.お二人のコメントの紹介

 鷹見さん大野さんが記者会見でお話されたコメントから一部を抜粋してご紹介します。


・鷹見さん

「私たちは家族だと認めてもらえたことが嬉しい」

「ないものとして生きている人にとってこの決定が勇気を得られるものになれたらと思う。

これからも頑張りたい。次につなげたいというのが一番の思い。」


・大野さん

「男女の夫婦と変わらないと認めてもらえて嬉しい。」

「各々の家庭にとって何がいいかという選択ができることが大事。我が家にとってのベストな選択が氏の変更だったというだけで、同じようなカップルもいれば、そうでないカップルもいる。選択肢がない状況に追いやられている状況がLGBTにはあるので、ひとつの新しい選択肢が増えたことは良かった」


4.婚姻の平等実現のために

婚姻制度から排除されているために二人の生活に生じている不利益のうち、氏の変更で解消できるのはごく一部です。

根本解決のためにこれからも「結婚の自由をすべての人に」訴訟のご支援をよろしくお願いします。


              結婚の自由・平等の実現に向けて  ・根本的な解決のためには 姓が同じになることで解決できる不利益は…ごく一部  「どういう関係なの?」が詮索にすぎないときは「姓が同じだから何らかの親族関係なんだろうな」と思われるので不必要な詮索へのリスクは軽減できる。  法律上の関係を正確に問われる場面では、引き続き他人のまま →根本解決には、婚姻の平等の実現が必要  ・同じ姓を望むかは様々 鷹見さん、大野さんにとっては、二人とも大野さんの姓になれることが二人にとってより幸せで、より安全な生活を送れる選択肢でした。 でも、カップルにとってベストな選択肢は様々。 重要なのはふうふになることを望む二人に選択肢が生まれることです



愛知訴訟次回期日

2024年6月27日(木)11時00分(第3回口頭弁論)

名古屋地方裁判所 第1号法廷

              「次は6月、プライドマンスだよ~」というタイトルが書かれた、スケジュール案内の画像

案内内容①
名古屋レインボープライドで応援
6月15日(土)
オアシス21 銀河の広場

公益社団法人MARRIAGE FOR ALL JAPANのブースにけじすべ訴訟メンバーも参加します  一緒に楽しみましょう

イベントの詳細はNRPのHPやSNSをご確認ください

案内内容②
けじすべ訴訟を傍聴で応援
6月27日(木)11時
名古屋高等裁判所1階1号法廷(第1審の期日と同じ建物・同じ法廷です)

※早めに行って整理券を受け取る必要が生じる可能性もあります。
状況が分かり次第お知らせします。

イメージカラーの赤色の旗をもったあひるが参加者を案内するように旗を掲げて歩いているイラスト


6月には、名古屋レインボープライドもあります。

弁護団メンバーはマリフォーブースに参加予定です。

ぜひ一緒にパレードを歩きましょう。


1. A step forward towards realizing legal protection!

In the Aichi lawsuit titled "Lawsuit for Freedom to Marry for All," Aichi Prefecture-based couple Toshimasa Ohno and Shoichi Takami (both pseudonyms for litigation purposes) are the plaintiffs (appellants) in the Nagoya High Court.


Takami has now filed a petition with the Nagoya Family Court and received permission to change his legal surname to be the same as Ohno's.

Although this is a separate court proceeding from this lawsuit, we are reporting it as a related lawsuit because we have obtained a ruling that will have social significance in realizing legal protections for same-sex couples.

(For the sake of convenience, we will use the pseudonyms used in the lawsuit below.)


2. Summary of the trial for permission to change surname

(1) Procedural history


Background circumstances behind the request to change the surname A diagram outlining Takami and Ohno's living situation and the obstacles they are facing Takami and Ohno's actual living conditions: Living together as a couple and raising a foster child Takami's life: In everyday life, he lives as "Ono", and official documents list him as "Takami" Takami's relationship with the foster child: Takami is the only foster parent, and documents showing their relationship list him as "Takami" Ohno's relationship with the foster child: As they are not legally a couple, for procedural purposes he is a "foster parent's roommate" Examples of questions from people around them: "Why is your everyday surname different from the surname on official documents and credit cards?" "Two men with different surnames living together? What's the relationship like?" Impediments arising from relationships with others: - Risk of being asked questions about their sexual orientation - Risk of having to reveal that they are a same-sex couple in situations against their will - Burden of constantly being careful to ensure that others do not know that they are living with Takami, in order to avoid these risks


Takami has always dreamed of getting married and changing her husband's surname, and since she began living with Ohno, she has used that surname.

On the other hand, Ohno usually keeps his sexual orientation a secret, and so he felt uneasy about people prying into why he was living with a man who was not related to him because he had a different surname from Takami. He therefore took care to ensure that acquaintances did not know that he was living with Takami.

For such a couple, if Takami could become Ohno's surname, they would be able to live a happier and safer life.

We adopted a child in September 2023, and as there were more opportunities to explain our relationship to others, we decided to try to change Takami's surname.


A diagram summarizing the steps in the procedure for changing a surname ・Steps November 2023: Petition for family court adjudication to request permission to change surname February 2024: Hearing by a judge, investigation by an investigator March 2024: Adjudication recognizing "unavoidable circumstances" and permitting the change of surname April 2024: Procedure completed by bringing documents related to permission from the family court ・Elements necessary for changing a surname as stipulated in the Family Registration Act: The existence of "unavoidable circumstances," permission from the family court, and notification to the government office (Family Registration Act, Article 107, Paragraph 1)


The family court will examine whether there are "unavoidable reasons" for the change of surname as stipulated in Article 107 of the Family Register Act.

If it is deemed unavoidable, permission will be granted.

The application was filed in November 2023, and after interviews with the court and investigators, approval was granted in March 2024.


(2) Key points of the court's decision

The Nagoya Family Court determined that there were "unavoidable reasons" for the change of surname, taking into account the actual living conditions of Takami and Ohno, as well as the social situation regarding legal protection for same-sex couples.


Court's decision point 1: The actual living conditions of the couple - Regarding their relationship: "They continue to live a stable life, focusing on raising their children, while communicating smoothly and cooperating with each other." "Their living conditions are essentially the same as those of a married couple of opposite sexes who are married and raising children." "Similar to a married couple, where a man and a woman cooperate with each other in their daily lives." "They have a relationship equivalent to marriage." In summary, after a thorough investigation into the actual living conditions of the couple, the court assessed that they are a family that is no different from a married couple of men and women. - Regarding the problems the couple faces, the court determined that "reasonable and concrete problems have arisen in their social lives," and that both Takami and Ohno are already experiencing real problems. The court evaluated the disadvantages of having to disclose their sexual orientation in situations against their will in order to explain their circumstances.


Court decision point 2: Legal protection for same-sex couples - Regarding legal protection for same-sex couples - "One aspect of the essence of marriage is understood to be the formation of a permanent living community based on an intimate relationship, and in this respect there is no difference between opposite-sex couples and same-sex couples." - "A number of foreign countries have introduced systems for notarizing same-sex marriages and other same-sex couples." - "In Japan, too, local governments are beginning to provide certain legal protections to same-sex couples, and public attitudes are also changing in a more positive direction toward same-sex couples." In light of this social situation, "It should be said that it is socially acceptable to provide a certain degree of legal protection of the same quality to opposite-sex couples to same-sex couples, to the extent that current law permits."


The court pointed out that the living conditions of Takami and Ohno are no different from those of an opposite-sex married couple, and that it is socially acceptable to give same-sex couples a certain degree of legal protection equivalent to that of opposite-sex married couples, and therefore granted permission to change their surname.


3. Comments from the two guests

Below are some excerpts from comments made by Takami and Ohno at the press conference.


Takami-san

"We're happy that they recognize us as a family."

"I hope this decision will inspire those who are living as if nothing exists.

I want to continue to work hard. My biggest wish is to pass on the legacy to the next generation."


・Ohno

"I'm happy that we're recognized as no different from a married couple."

"It's important for each family to be able to make the choice that's best for them. Changing the surname was the best choice for our family, but there are other couples out there who feel the same way, and others who don't. There are situations where LGBT people are forced into a situation where they have no choice, so it's good that a new option has been added."


4. Towards the realization of marriage equality

Of the disadvantages that arise in a couple's lives due to being excluded from the institution of marriage, only a small portion of them can be resolved by changing surnames.

We ask for your continued support for the "Freedom to Marry for All" lawsuit in order to find a fundamental solution.


Towards the realization of freedom and equality in marriage - For a fundamental solution, having the same surname can solve only a small portion of the disadvantages When the question "What kind of relationship are you?" is merely prying, people will assume "Since they have the same surname, they must be related in some way," and the risk of unnecessary inquiries can be reduced. When precise questions about their legal relationship are asked, they will remain strangers → For a fundamental solution, the realization of marriage equality is necessary - People want to have the same surname - There are many different options For Takami and Ohno, being able to both take Ohno's surname was the option that would have made them both happier and safer in life. However, there are many different options that are best for couples. What's important is that options are created for two people who want to become husband and wife.



Next hearing in the Aichi lawsuit

June 27, 2024 (Thursday) 11:00 (Third oral argument)

Nagoya District Court No. 1

An image of the schedule with the title "Next is June, Pride Month~"  Information content ① Support Nagoya Rainbow Pride Saturday, June 15th Oasis 21 Galaxy Plaza  Members of the Kejisube lawsuit will also participate in the booth of the Public Interest Incorporated Association MARRIAGE FOR ALL JAPAN. Let's have fun together  For details of the event, please check the NRP website or SNS  Information content ② Support the Kejisube lawsuit by observing Thursday, June 27th, 11:00 Courtroom No. 1 on the 1st floor of Nagoya High Court (same building and courtroom as the first hearing)  *It may be necessary to go early and receive a numbered ticket. We will inform you as soon as we know the situation.  An illustration of a duck holding a red flag, the image color, walking with the flag raised to guide the participants


Nagoya Rainbow Pride is also held in June.

Members of the defense team will be present at the Malifaux booth.

Let's walk in the parade together.


東京第一次訴訟控訴審 第3回口頭弁論期日(2024年4月26日)報告

Tokyo First Trial Appeal Third Oral Argument Session (April 26, 2024)

2024/5/11 19:09

東京弁護団からのご報告です。

東京高等裁判所前で取材に応じる控訴人らと弁護団員

「結婚の自由をすべての人に」東京第1次訴訟控訴審(2019年2月14日提訴)の第3回口頭弁論期日が行われましたので、ご報告いたします。


日 時:2024年4月26日(金)10時30分から11時15分

場 所:東京高等裁判所101号法廷

裁判官:谷口園恵裁判長、柴田義明裁判官、山口和宏裁判官(第2民事部)

出 席:控訴人4名 控訴人ら代理人19名  被控訴人代理人4名

【第2回口頭弁論期日の内容】

1 弁論の更新

裁判長以外の裁判官2名が交代したため、「弁論の更新」という手続が裁判冒頭で行われました。

2 各書面提出(提出した各書面等はこちら

控訴人らから本期日までに提出した控訴審第9準備書面~第11準備書面を陳述しました。また、被控訴人(国)から本期日までに提出された第2準備書面の陳述が行われました。

本期日までに、控訴人らからは控訴人証拠説明書14~19、甲A790~836号証を提出しました。また、被控訴人(国)からは本期日までに証拠説明書⑹、乙36・37が提出されました。

3 意見陳述

⑴ 控訴人大江さん・小川さんの意見陳述(意見陳述要旨はこちら

大江さん・小川さんは、1994年から30年間パートナーとして共にあり、「セクシュアルマイノリティであっても、同じ尊厳を持った存在である」と社会に訴え、立ち向かってきた方々です

そんなお二人であっても、本訴訟の原告であり続けるのは過酷な道のりであったこと、それでも婚姻を手に入れるために本訴訟の原告であり続けた理由をお話していただきました。

最後は二人で声を合わせて「私たちの苦しかったこの年月の先には、希望がきっとくることを信じています。」と裁判所への期待を伝えました。

⑵ 控訴人西川さんの意見陳述(意見陳述要旨はこちら

西川さんは、訴訟提起から5年の間に、原告の佐藤郁夫さんをはじめ、戸籍上同性の伴侶を持つ友人知人が亡くなっていったこと、残された人は愛する人を失った喪失感と共に「法律的に他人である」「2人の生きてきた時間は法律的には無である」という差別を突きつけられていることを述べました。そして、「時間というのは個人にとっては命であるという視点」が第一審判決に欠けていると指摘し、何万人もの命の問題だと捉えて判決を書いて欲しいと裁判所に伝えました。

⑶ 控訴人小野さんの意見陳述(意見陳述要旨はこちら

小野さんは、パートナーの西川さんと20年共に暮らし、周囲の人が小野さん達をかぞくだと自然に受け止めてくれていても、法律上は別々の家族扱いにされてしまうことを述べた上で、「制度があることで社会的承認も自然と進むのだ」と感じたエピソードをお話しました。

そして最後に「私たちは家族です。法律でそれを引き裂かないでください。」と裁判所に強く訴えました。

⑷ 代理人上杉の意見陳述(意見陳述要旨全文はこちら

代理人上杉からは、原判決の違憲判断は揺るぎない最低ラインのものとして後退させることは考えられないこと、結婚を認めない法律こそが同性カップルの社会的承認の壁であることに裁判所が気づかないふりをしないこと、セクシュアル・マイノリティを性的指向による差別から解放することが今日の憲法の解釈指針として相応しいことを裁判所に訴えました。

そして、代理人上杉は「裁判所が、澄み切った違憲判決を下すこと、私たちはそのことを確信しています。」と述べて意見陳述を終えました。

⑸ 代理人加藤の意見陳述(意見陳述要旨全文はこちら

代理人加藤は、訴訟提起から今日に至るまで、複数の違憲判決又は違憲状態判決が積み重なっているにもかかわらず、いわゆる同性カップルの関係性を保護するための議論は国会で何らなされておらず、国会が完全に機能不全状態であることを明快に述べました。

そして、婚姻制度ではない別の制度では同性カップルが被る不利益を完全に解決することはできないことを明瞭に説明し、述べた上で、「もう待てません。いま求められているのは、婚姻制度です。」と述べて、強く裁判所に訴えました。

4 判決期日の指定

 裁判所から、以下の期日が判決期日として指定されました。

 2024年10月30日(水) 午前10時@東京高等裁判所101号法廷


5 期日報告会

【オンライン期日報告会】

YouTubeとリアルのハイブリッド期日報告会を実施し、生配信をしました(アーカイブあり)。

【東京第一次訴訟】控訴審 第3回口頭弁論期日報告会


配信URL: https://www.youtube.com/watch?v=jOa89rmTAVM&t=4s

日 時:2024年4月26日

A report from the Tokyo Bar Association.

The appellants and their lawyers respond to interviews in front of the Tokyo High Court

We are pleased to report that the third oral argument hearing in the appeal hearing for the "Freedom to Marry for All" Tokyo First Lawsuit (filed on February 14, 2019) has been held.


Date and time: Friday, April 26, 2024, 10:30 to 11:15

Venue: Tokyo High Court, Courtroom 101

Judges: Presiding Judge Sonoe Taniguchi, Judge Yoshiaki Shibata, and Judge Kazuhiro Yamaguchi (Second Civil Division)

Attendance: 4 appellants, 19 representatives for the appellants, 4 representatives for the appellee

[Contents of the second oral argument hearing]

1. Update of arguments

Because two judges other than the presiding judge were replaced, a procedure known as "update of arguments" was carried out at the beginning of the trial.

2. Submission of documents ( Click here for the documents submitted)

The appellants presented the 9th to 11th preparatory briefs for the appeal, which they had submitted by this date. In addition, the appellee (the State) presented the 2nd preparatory brief, which it had submitted by this date.

By this date, the appellants have submitted Appellant's Exhibit Explanation Nos. 14 to 19 and Exhibits KoA790 to 836. In addition, the appellee (the State) has submitted Exhibit Explanation No. 6 and Exhibits Otsu36 and 37 by this date.

 3. Statement of opinion

 (1) Statement of opinion by appellants Ms. Oe and Ms. Ogawa ( Click here for a summary of the statement of opinion)

 Oe and Ogawa have been together as a couple for 30 years since 1994, and they have stood up and appealed to society that "even if we are sexual minorities, we all have the same dignity."

Despite their difficulties, the couple explained how continuing to be plaintiffs in this lawsuit was a tough journey, and why they continued to do so in order to obtain their marriage.

 At the end, the two of them spoke in unison, expressing their hopes for the court, saying, "We believe that hope will surely come at the end of these difficult years."

 ⑵ Statement of opinion by the appellant Ms. Nishikawa ( Click here for a summary of the statement of opinion)

 Nishikawa explained that in the five years since the lawsuit was filed, plaintiff Sato Ikuo and other friends and acquaintances who had same-sex partners on their family register had all passed away, and that those left behind felt a sense of loss at the loss of their loved ones, as well as the discrimination that "legally they are strangers" and that "the time the two of them lived is legally nonexistent." Nishikawa pointed out that the first instance ruling lacked the perspective that "time is life for an individual," and asked the court to write the ruling with the understanding that this is an issue involving tens of thousands of lives.

 ⑶ Statement of opinion by the appellant Ms. Ono ( Click here for a summary of the statement of opinion)

 Ono said that she has lived with her partner Nishikawa for 20 years, and that even though people around them naturally accept them as one family, they are legally treated as two separate families. She then shared an episode that made her feel that "the existence of a system helps to naturally lead to social acceptance."

Finally, they strongly appealed to the court, "We are a family. Don't let the law tear us apart."

⑷ Statement of opinion by attorney Uesugi ( Click here for the full summary of the statement of opinion)

Counsel Uesugi argued that the original ruling of unconstitutionality is an unshakable minimum and cannot be rolled back; that the court should not pretend not to notice that laws that do not recognize marriage are a barrier to social acceptance for same-sex couples; and that freeing sexual minorities from discrimination based on sexual orientation is an appropriate guideline for interpreting the constitution today.

Then, attorney Uesugi concluded his statement by saying, "We are confident that the court will make a clear ruling that the law is unconstitutional."

⑸ Statement of opinion by attorney Kato ( Click here for the full summary of the statement of opinion)

Attorney Kato made it clear that, despite the fact that multiple unconstitutional or unconstitutional rulings have been piling up since the lawsuit was filed up until now, there has been no discussion in the Diet on protecting the relationships between so-called same-sex couples, and that the Diet is in a completely dysfunctional state.

They then clearly explained that a system other than the marriage system would not be able to completely resolve the disadvantages faced by same-sex couples, and made a strong appeal to the court, stating, "We can no longer wait. What is needed now is the system of marriage."

4. Designation of the judgment date

The court has set the following dates for judgment:

Wednesday, October 30, 2024 10:00 AM @ Tokyo High Court, Courtroom 101


5. Date report meeting

[Online deadline report session]

A hybrid deadline report meeting was held, broadcast live on YouTube and in person (archived).

[Tokyo First Case] ​​Appeal Court Third Oral Argument Session Report


Streaming URL: https://www.youtube.com/watch?v=jOa89rmTAVM&t=4s

Date: April 26, 2024

【関西訴訟】2024年5月10日進行協議期日のご報告

sorry.

2024/5/10 17:35

2024年5月10日15時から、大阪高裁で進行協議が行われました。

手続きは非公開で、今後の裁判の進め方について控訴人、被控訴人、裁判所の三者間で協議をしました。


進行協議の結果、以下の事項が確認されました。

1 控訴人(原告側)は、2024年5月中をめどに学者意見書等を踏まえた準備書面を提出する。

2 被控訴人(被告側)は、2024年9月9日までに控訴人主張に対する反論の準備書面を提出する。

3 2024年9月25日に進行協議(非公開)を行い、判決に向けて日程等を協議する。次回の裁判日程についてもこの日に決定する。


 以上のとおり、公開の法廷での裁判期日は9月25日に決定する見込みとなりました。前回の裁判から半年以上のブランクが生じ、普段から傍聴に来てくださっている皆様をお待たせしてしまい、申し訳ありません。今後の予定については決まり次第ご報告しますので、しばらくお待ちください。

 大阪高裁での審理も終盤を迎えています。現時点で唯一の合憲判決を覆すべく控訴人・弁護団は全力を尽くしますので、引き続きの応援をよろしくお願いします。

sorry.

【東京1次訴訟】控訴審第3回期日(結審)(2024/4/26)のお知らせ

[Tokyo First Lawsuit] Notice of the Third Appeal Hearing (Conclusion) (April 26, 2024)

2024/4/9 15:39

「結婚の自由をすべての人に」東京1次訴訟の、控訴審の第3回口頭弁論期日(結審予定)について、お知らせします。


控訴審第2回口頭弁論期日の際、笑顔で「結婚の自由をすべての人に」「MARRIAGE FOR ALL JAPAN」と書かれた横断幕を掲げて東京地裁に向かう「結婚の自由をすべての人に」東京1次訴訟の原告と弁護団


「結婚の自由をすべての人に」東京1次訴訟は、第一審で2022年11月30日に憲法24条2項違反を指摘する違憲判決が出て、現在控訴審で審理中です。

 第3回期日で、控訴審の審理は終了(結審)となり、判決日が決まる見込みです。控訴人・弁護団の控訴審での意見陳述もこの期日が最後となります。

 裁判の傍聴や期日報告会へのご参加・ご視聴、SNSでの発信など、皆さまの様々なカタチの応援が、私たちの力になります。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

第3回期日と報告会の予定は下記のとおりです。


【東京1次訴訟(控訴審)】

第3回口頭弁論期日

日時   2024年4月26日(金)10時30分~

場所   東京高等裁判所101号法廷

事件番号 東京高等裁判所 令和5年(ネ)第292号

※傍聴券配布がある見込みです。当日、東京高等裁判所にて傍聴の抽選券が配られます。詳しくはこちらの裁判所HPでご確認ください。


【期日報告会】

日時 2023年4月26日(金)12時30分~

会場 虎ノ門ホール

東京都港区西新橋1-9-5 酔心興栄ビル2階

最寄り駅 東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅徒歩3分

都営地下鉄三田線「内幸町」駅徒歩3分

JR山手線「新橋」駅より徒歩8分

なお、YouTubeでの配信も予定しています。配信URLは以下のとおりです。

Youtube生配信URL  https://youtube.com/live/jOa89rmTAVM

字幕配信用URL https://us02web.zoom.us/j/84676861484?pwd=Rk5NMVU3TlRxcm50bGhFeDNOUEVpQT09


■「結婚の自由をすべての人に」東京訴訟の最新情報は随時、X(旧twitter)の東京弁護団公式アカウントで発信しております!

■また、裁判資料、意見陳述などはこちらで公開しています。

CALL4のケースサイト

We would like to inform you of the third oral argument hearing (scheduled to conclude) in the appeal trial of the "Freedom to Marry for All" Tokyo First Lawsuit.


Smiling plaintiffs and their lawyers in the first Tokyo lawsuit for "Freedom of Marriage for All" head to the Tokyo District Court on the second day of oral arguments in the appeal trial, carrying banners that read "Freedom of Marriage for All" and "MARRIAGE FOR ALL JAPAN."


In the Tokyo First Lawsuit, "Freedom of Marriage for All," the first instance trial handed down a ruling of unconstitutionality on November 30, 2022, pointing out a violation of Article 24, Paragraph 2 of the Constitution, and the case is currently under review in the appeal court.

The third hearing will be the last hearing for the appeal court to hear the case and the date of the verdict will be decided.

Your support in various forms, such as attending court hearings, participating in and viewing court report meetings, and posting on social media, will help us. We appreciate your continued support.

The third meeting date and report session schedule are as follows:


[Tokyo First Lawsuit (Appeals)]

Third Oral Argument Date

Date and time: Friday, April 26, 2024, 10:30 a.m.

Venue: Tokyo High Court, Courtroom 101

Case number: Tokyo High Court, Reiwa 5 (Ne) No. 292

* It is expected that spectator tickets will be distributed. On the day of the hearing, a lottery for spectator tickets will be distributed at the Tokyo High Court. For more information, please check the court's website here .


[Date Reporting Session]

Date and time: Friday, April 26, 2023, 12:30 p.m.

Venue: Toranomon Hall

Suishin Koei Building 2F, 1-9-5 Nishi-Shinbashi, Minato-ku, Tokyo

Nearest station: 3 minutes walk from Toranomon Station on the Tokyo Metro Ginza Line

3 minutes walk from Uchisaiwaicho Station on the Toei Mita Line

8 minutes walk from JR Yamanote Line "Shinbashi" station

We also plan to stream the video on YouTube. The streaming URL is as follows:

Youtube live streaming URL https://youtube.com/live/jOa89rmTAVM

Subtitle distribution URL https://us02web.zoom.us/j/84676861484?pwd=Rk5NMVU3TlRxcm50bGhFeDNOUEVpQT09


■The latest information on the Tokyo lawsuit "Freedom to Marry for All" will be posted on the official Tokyo Bar Association account on X (formerly Twitter) !

■Court documents, opinion statements, etc. are also made public here.

CALL4 case site

「結婚の自由をすべての人に」東京訴訟(二次)控訴のご報告

“Freedom to Marry for All” Tokyo Lawsuit (Second) Appeal Report

2024/4/1 14:22

東京弁護団からのお知らせです。

「結婚の自由をすべての人に」東京第二次訴訟については、2024年3月14日に東京地裁において第一審判決(以下「本判決」といいます。)が言い渡されました。原告らは、本判決に対し、同年3月27日付で控訴いたしましたので、ご報告いたします。

裁判所前で控訴状を持つ控訴人らと弁護団員


1 控訴の理由

本判決において、東京地方裁判所は、「本件諸規定が、同性カップル等の婚姻を認めず、また、法律上、同性カップル等が婚姻による法的利益と同様の法的利益を享受したり、社会的に公証を受ける利益を享受したりするための制度も何ら設けられていないのは、同性カップル等が、自己の性自認及び性的指向に即した生活を送るという重要な人格的利益を、同性カップル等から剥奪するものにほかならない」と断じ、「本件諸規定及び上述したような立法がされていない状況は個人の尊厳と両性の本質的平等の要請に照らして合理的な理由があるとは認められず、憲法24条2項に違反する状態にある」と判断しました。

裁判所が、本人尋問や証人尋問の結果を踏まえ、法律上同性のカップルにおいても、現に、法律上異性のカップルと同様、かけがえのない家族関係を形成している点に違いはないことを認定し、法律上同性のカップルに婚姻を認めない現行民法及び戸籍法の諸規定及び婚姻等の法制度が立法がされていない状況が違憲である旨判断したことについては高く評価できるものです。

しかし、制度設計の詳細は国会の裁量に委ねられていることを理由に、現段階において、本件諸規定や何らの立法がされていない状況が直ちに、憲法24条2項に違反するとまでいうことはできないとした点、及び、婚姻が法律上異性のカップルのみに認められるべき法制度であるとは当然には解されない社会状況になってきていることを認定しつつも、現段階では憲法24条1項が法律上同性のカップルの婚姻を保障するよう要請するに至ったとまではいえないとして憲法24条1項及び同法14条1項違反をを認めなかった点については、全く受け入れられるものではありません。

これまで、東京弁護団は、トランスジェンダーや同性愛者等の性的少数者とシスジェンダーの異性愛者は等しい人格的価値を持ち、法律上同性のカップルの生活の実態は、法律上異性のカップルと何ら変わるところはないのだから、法律上同性のカップルを婚姻から排除することに正当化根拠はないと繰り返し主張立証してきました。それにもかかわらず、法律上同性のカップルを「現行の婚姻制度類似の法制度」などという現行の婚姻制度とは異なる制度に押し込めることは、法律上同性のカップルに「二級市民」のスティグマを与えるものに等しく、個人の尊厳を害している現状を強化するものでしかありません。

本判決は、このように「個人の尊厳」を正確に理解しておらず、本件諸規定を違憲と断言しなかった裁判所の判断は不当であると言わざるを得ません。

そのため、東京弁護団は、婚姻の平等を真に実現するために、2024年3月27日、本判決を不服として控訴いたしました。


2 控訴人の情報

控訴人は、「結婚の自由をすべての人に」東京二次訴訟の原告であった鳩貝さん、河智さん、山縣さん、ケイさん、藤井さん、福田さん、武田さん、一橋さんの計8名です。


3 控訴記者会見

記者クラブの会見をする控訴人らと弁護団員

 控訴後、司法記者クラブにおいて記者会見をし、控訴人の鳩貝さんと山縣さんから、控訴への思いをお話しいただきました。また、控訴人の河智さん、ケイさん、藤井さん、福田さん、武田さん、一橋さんのコメントを代理人が代読いたしました。


4 今後の予定

現時点では、詳細は決まっておりません。詳細が決まりましたら、また、ご連絡いたします。

戦いは東京高等裁判所に移りますが、高等裁判所によりよい判決を言い渡してもらうため、控訴人、弁護団一同頑張ってまいります。 控訴審においても、引き続きご支援いただきますようお願いいたします。

以上

This is a notice from the Tokyo Bar Team.

Regarding the ``Freedom of Marriage for All'' Tokyo Second Litigation, the first instance judgment (hereinafter referred to as the ``Judgment'') was handed down at the Tokyo District Court on March 14, 2024. We would like to inform you that the plaintiffs filed an appeal against this judgment on March 27 of the same year.

Appellants and their defense team holding a letter of appeal in front of the court


1 Grounds for appeal

In this judgment, the Tokyo District Court stated, ``The provisions of this case do not recognize marriage between same-sex couples, etc., and do not allow same-sex couples, etc. to enjoy legal benefits similar to those of marriage, or to social The reason why there is no system in place to allow same-sex couples to enjoy the benefits of notarization is that same-sex couples cannot enjoy the important personal interest of living a life consistent with their gender identity and sexual orientation. It is nothing short of depriving same-sex couples, etc.'' It cannot be recognized that there is such a thing, and it is in violation of Article 24, Paragraph 2 of the Constitution.''

Based on the results of personal examinations and witness examinations, the court found that legally same-sex couples form an irreplaceable family relationship just like legally opposite-sex couples. , the decision to determine that the current provisions of the Civil Code and the Family Register Act, which do not legally recognize marriage for same-sex couples, and the lack of legislation regarding legal systems such as marriage, are unconstitutional, which is highly commendable.

However, because the details of the system design are left to the discretion of the Diet, the lack of these provisions or any legislation at this stage could immediately be considered a violation of Article 24, Paragraph 2 of the Constitution. Although it is recognized that the social situation has become such that it cannot be taken for granted that marriage is a legal system that should be legally recognized only for opposite-sex couples, at this stage the Constitution It is completely acceptable that Article 24, Paragraph 1 of the Constitution and Article 14, Paragraph 1 of the same law were not found to have been violated, as it cannot be said that Article 1 requires legal guarantee of marriage for same-sex couples. It's not a thing.

Until now, the Tokyo legal team has argued that sexual minorities such as transgenders and homosexuals and cisgender heterosexuals have the same personal value, and that the reality of the lives of legally same-sex couples is different from that of legally opposite-sex couples. I have repeatedly argued and proven that there is no legal basis for excluding same-sex couples from marriage because there is no difference between the two. Nevertheless, forcing legally same-sex couples into a system different from the current marriage system, such as a ``legal system similar to the current marriage system,'' stigmatizes legally same-sex couples as ``second-class citizens.'' It only serves to strengthen the status quo, which undermines the dignity of individuals.

This judgment does not accurately understand the concept of "individual dignity," and it must be said that the court's decision to not declare the provisions in question to be unconstitutional was unjust.

Therefore, in order to truly realize marriage equality, Tokyo Lawyers filed an appeal against this judgment on March 27, 2024.


2 Information on the appellant

The appellants are a total of eight plaintiffs in the Tokyo secondary lawsuit entitled "Freedom of Marriage for All": Ms. Hatogai, Mr. Kawachi, Mr. Yamagata, Mr. Kei, Mr. Fujii, Mr. Fukuda, Mr. Takeda, and Mr. Hitotsubashi. It's a name.


3 Appeal press conference

The appellants and their defense team hold a press club press conference.

After the appeal, we held a press conference at the Judicial Press Club, and the appellants, Mr. Hatogai and Mr. Yamagata, spoke about their thoughts on the appeal. In addition, the attorney read the comments of the appellants, Mr. Kawachi, Mr. Kei, Mr. Fujii, Mr. Fukuda, Mr. Takeda, and Mr. Hitotsubashi on their behalf.


4 Future plans

Details have not been decided at this time. We will contact you again once the details are decided.

The battle will now move to the Tokyo High Court, but the appellant and his defense team will do their best to have the high court hand down a favorable verdict. We ask for your continued support during the appeal hearing.

that's all

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森あい

「結婚の自由をすべての人に」訴訟・弁護団員
当サイトの同訴訟についてのクラウドファンディング呼びかけ人

なお、現在、各弁護団が、書面の掲載、期日報告、お知らせの掲載を行っており、呼びかけ人が集約して掲載することは、2022年8月18日以降は行っていません。

「結婚の自由をすべての人に」訴訟・弁護団員(2024.3.26時点。五十音順)
■北海道弁護団 8名
【札幌弁護士会】上田文雄 加藤丈晴 須田布美子 高橋友佑 綱森史泰 林拓哉 皆川洋美 本橋優子

■東京弁護団 36名(うち1名は愛知弁護団にも所属)
【東京弁護士会】安藤光里 上杉崇子 榎本一久 金子美晴 熊澤美帆 樋田早紀 佐藤真依子 清水皓貴 寺原真希子 中川重徳 永田真衣子 永野靖 半田虎生 北條友里恵 増井俊輔 松田亘平 溝田紘子 山下敏雅 油原麻帆
【第一東京弁護士会】井上皓子 宇治野壮歩 小谷磨衣 西村夏奈
【第二東京弁護士会】加藤慶二 佐藤樹 沢崎敦一 鈴木創大 仲村渠桃 藤井啓輔 三浦徹也 向井香織 横山佳枝
【千葉県弁護士会】喜田康之 南川麻由子
【神奈川県弁護士会】大﨑茉耶
【愛知県弁護士会】水谷陽子

■愛知弁護団 7名
【愛知県弁護士会】石川幸平 進藤一樹 砂原薫 堀江哲史 水谷陽子 矢崎暁子 山田麻登

■関西弁護団 7名
【大阪弁護士会】大畑泰次郎 寺野朱美 宮本庸弘 三輪晃義 森本智子 山岸克巳
【香川県弁護士会】佐藤倫子

■九州弁護団 24名
【福岡県弁護士会】安孫子健輔 石井謙一 石田光史 井上敦史 岩橋愛佳 太田千遙 太田信人 緒方枝里 久保井摂 後藤富和 武寛兼 寺井研一郎 徳原聖雨 富永悠太 仲地彩子 塙愛恵 吉野大輔 渡邉陽
【熊本県弁護士会】藤井祥子 藤木美才 森あい
【山口県弁護士会】鈴木朋絵
【鹿児島県弁護士会】永里佐和子
【釧路弁護士会】郷田真樹

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